...明けた場所を真直に歩いて通り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...心ざまの真直な経広は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...鰌屋横丁を真直に行けば森下(もりした)へ出る...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...男たちなどは滑稽なほどぴょんと身体を真直ぐに立て両手を両脇につけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...同時に、あの眼の縁(ふち)の細い真直な線と、細い真直な脣と、鼻の凹みとが、見事に悪魔的に見える皮肉さを見せて歪(ゆが)んだ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そして真直に立ち直って大股に出て行った...
豊島与志雄 「蠱惑」
...心さえ真直だったら...
豊島与志雄 「反抗」
...真直な小道の両側に並んだ貸家の中でも...
永井荷風 「来訪者」
...二丁目を真直ぐに飛んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...それも街道を真直ぐに逃げたんでは危険と思ったのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...真直(まっすぐ)な往来の真中に抛(ほう)り出されて...
夏目漱石 「坑夫」
...真直に歩いて行くんだよ』と二人の姉妹を空洞の中へいれて入口の戸をガチンと締めてしまひました...
野口雨情 「仲のわるい姉妹」
...この tinctoria の方は実が真直ですが...
牧野富太郎 「植物記」
...真直ぐに飛んで行くもの!その故国に帰る白い列におれ...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...年季らしい小僧が胸を張つて真直に来る...
眞山青果 「茗荷畠」
...隠居は、それからそれへと、闇太郎から、これまでの、冒険的な生活の、告白を聴きたがって、話の緒口(いとぐち)を、手繰(たぐ)り続けていたが、ふと、平馬の存在を思い出したように、「おお、そう申せば、平馬、その方、一松斎に別れて、自流を立てるという、決心をしたそうだが、まずさし当って、如何(いかが)いたすつもりだ?」平馬は、隠居の赧ら顔が、自分の方へ向けられたので、漸(ようや)くほっとして、険のある目元に、急に、諛(へ)つらいに似た、微笑さえ浮かべて、「実は、それにつき、日頃の御恩顧(ごおんこ)に甘えて、真直ぐに、御当家に拝趨(はいすう)いたした次第でござりますが――一松斎、年来の情誼(じょうぎ)を忘れ、某(それがし)を破門同様に扱いました限りは、拙者も意気地として、どうあっても、彼の一統を見返さねばなりませぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...背を真直にして歩いている...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...板張りの廊下を真直に...
夢野久作 「冗談に殺す」
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