「真率」の意味
飾らず素直な性格
「真率」の例文(場面別)
- 日常会話彼は真率な性格で、いつも思ったことをそのまま口にする。
- ビジネス真率な意見を求められたので、率直に改善点を指摘した。
- 教育子供の真率な質問に、教師は丁寧に答えた。
小説での「真率」の使い方
...彼は武骨ではあるが真率であつた...
阿部次郎 「帰来」
...やや落ち付いてから隠し立てなく真率に葉子に対する自分の憧憬(しょうけい)のほどを打ち明けたので...
有島武郎 「或る女」
...血の熱(あたた)かい真率(まじめ)な...
石川啄木 「鳥影」
...真率において欠くる所ありといわねばならぬ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...みんな真率で、気高い美男の印度(インド)の人たちで船は急に重くなり出した...
谷譲次 「踊る地平線」
...真率(まじめ)に余の学位辞退を喜こぶ旨(むね)が書いてあった...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...「行徳の俎というのは何の事ですか」と寒月が真率(しんそつ)に聞く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...むしろそのためにはある真率さというものが必要なのであろう...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...そうした真率さをつくり出すことができたのはただカフカだけである...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...ただ和して真率なる丹心あるのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...初三句は極めて拙(つたな)き句なれどもその一直線に言い下して拙きところかえってその真率(しんそつ)偽(いつわ)りなきを示して祈晴(きせい)の歌などには最も適当致居(いたしおり)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...縁語に巧を弄(ろう)せんよりは真率(しんそつ)に言いながしたるがよほど上品に相(あい)見え申(もうし)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...作家たちは、自分たちの生きている意義として、今日、真率な情熱で、自分がかつてとり逃した覚えがあるならば、その人生的モメントをふたたび捉えなおし、抑圧されてきた人民の苦き諸経験の一つとしてしっかり社会の歴史の上につかみ、そのことで生活と文学との一歩前進した再出発を可能としなければならない...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...本当に真率でいい心持だし面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(非常に真率に)お前さん...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...自分だけでは真率に同情しているのである)柴田 いや...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...文章に真率なる処がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この方には割合に矯飾が行われずに真率に女性の感情が出ております...
与謝野晶子 「産屋物語」
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