...「真如の境地を目指す」...
...「真如の世界に浸る」...
...「真如の法を学ぶ」...
...「真如に気づく」...
...「真如の光を蓮華に見る」...
...「真如(しんにょ)の月」を眺めるまでにはゆかなくとも...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そうなれば現在の色々なイズムの名によって呼ばれる盲目なるファナチシズムの嵐は収まって本当に科学的なユートピアの真如(しんにょ)の月を眺める宵が来るかもしれない...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...大乗に於て真如を説き涅槃を説いているのだ...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...それに真如院をはじめその辺一帯に集まってる寛永寺の末寺はほとんど墓地をもっていないためお詣(まい)りや葬式がなくすっきりと閑寂を極めていた...
中勘助 「独り碁」
...真如から無明の出所がわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし真如と無明との御解釈を御了解になりたいならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしは清澄のお寺におりました折に老僧からその大乗起信論の講義を承ったことがございますが、真如、無明、頼耶(らいや)の法門のことなどは、なかなか弁信如きの頭では、その一片でさえこなしきれるはずのものではございませんが、不思議と老僧の講義を聴いておりまするうちに、しみじみと清水の湧くような融釈の念が起ってまいりまして、およそ論部の講義であのくらいわたしの頭にしみた講義はございませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...万法は真如と無明の合成でございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...真如によって無明がありといたしましても、真如は真如、無明は無明でございまして、それを迷うとすれば別に迷い手がなければなりますまい、その迷うところのものが即ち梨耶でございまして……すでに、真如と無明を分つ以上は、ここにまた一つの阿梨耶識という分ち手を加えなければなりますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしは、起信論のうち、別してここが大事というところを承りまして、その御文章を暗記いたしておりますが……それは、無明薫習(むみょうくんじゅう)ニ依ッテ起ス所ノ識(しき)トハ、凡夫ノ能(よ)ク知ルトコロニ非(あら)ズ、また、二乗ノ智恵ノ覚スル所ニ非ズ、謂(いわ)ク、菩薩ニ依ッテ初ノ正信ヨリ発心観察シ、若(も)シ法身ヲ証スレバ少分知ルコトヲ得、乃至菩薩究竟地(くきょうち)ニモ尽(ことごと)ク知ルコト能ワズ、唯(ただ)仏ノミ窮了ス――とあるそれでございます、これが即ち真如、無明、梨耶、三体一味の帰結なのでございます」その時、池田良斎が、うなだれながら手を挙げて、「いや、少し待って下さい弁信さん、あなたの言うことを一々ついて行ってみたが、もうちょっと追いきれなくなりましたが、しかし、結論はやっぱりわからないところはどうしても分らない、凡夫や二乗にはわからない、菩薩でもわからないところがある、仏にならなければ……ということになってしまっているようですね」「もう一応お聞き下さいまし、いかにも只今の御文章によりますると、凡夫二乗のやからのとうてい歯のたつところではない、菩薩の境涯でさえもやっとわかるかわからないか、所詮(しょせん)仏如来そのものだけが一切を御窮尽あそばす、とこういうのでございますが、それで絶望をなすってはいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...真如は能薫ともなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...望陀郡真里公村なる天寧山真如寺の門前の禁(きんぼう)の文にも...
穂積陳重 「法窓夜話」
...心に真如の月澄まんとしたが...
正岡容 「小説 圓朝」
...普陀山上真如月...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一念称名声(いちねんしょうみょうのこえ)功徳万世伝(くどくばんせいにつたう)青黛山寺鐘(せいたいさんじのかね)迎得真如月(むかええたりしんにょのつき)なほ六美女は当時十八歳なりしが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...真如の月と仰ぐばかりでは物足りぬ心地が致す...
吉川英治 「剣難女難」
...真如(しんにょ)の大空に...
吉川英治 「親鸞」
...真如(しんにょ)の月を胸に宿すことができた...
吉川英治 「親鸞」
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