...切(せ)めては世間並(せけんなみ)の真人間(まにんげん)にしなければ沼南の高誼(こうぎ)に対して済まぬから...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...渠らを罪悪の淵(ふち)から救うて真人たらしむべく種々の手段を講じた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...きっと真人間になって見せる! なって見せる! 酒の勢かそれとも真実そうなのか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...真人間だというのかい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...「覚えてやがれ!」この二月(ふたつき)ほど真人間(まにんげん)に返って...
中里介山 「大菩薩峠」
...この乞食こそあるいは真人(しんじん)というものかもしれんと思うた...
中島敦 「悟浄出世」
...「これでおれも真人間になれるか」なんていっていたのに...
久生十蘭 「だいこん」
...超然として心を物外に居きながら敢然として身を物内に投じて活殺自在の働きを為し得る真人間は存外少ない...
二葉亭四迷 「旅日記」
...真人間にしてやりたい...
三浦環 「お蝶夫人」
...その人が真人間ならばです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そうではありませんか、真人間なら、それぞれ何かを生み出しているではありませんか...
三好十郎 「恐怖の季節」
...はじめて真人間として扱われる気がした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...集雨(玄々真人)以上五人である...
森鴎外 「細木香以」
...あとで思い出して笑っちゃいけないよ久弥……おれははじめて真人間に帰ったんだ...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...この界隈(かいわい)には真人間(まにんげん)は現われないはずなんだが」「そうチクチク苛(いじ)めッこはなしにしましょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...羅真人(らしんじん)さまのご法話を伺いたいと思いましてな」「ほ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...やがて羅真人(らしんじん)の住(じゅう)す道教寺の石階を踏み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...てめえも真人間になれと懇々(こんこん)いわれたので...
吉川英治 「親鸞」
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