...かゝる眞夜中に若い婦が...
泉鏡花 「遺稿」
...眞に愛するものを死なした事のない人に...
伊藤左千夫 「奈々子」
...彼らの鬪爭の眞の效力は...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...既に眞實と違い多くの僞りを加えているということだ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...」と眞面目に言ふ...
太宰治 「お伽草紙」
...艶もなく胡粉(ごふん)のやうに眞つ白に塗りつけたおしろいが...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...そのものがこのものについて眞であると...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...さも決心し兼ねたといった樣子で部屋の眞中につっ立っていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...玉稿に依りて大に其眞價を認められ候事...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...外に寫眞、音樂、園藝などと各種の趣味をあさつたが、勝負事にも相當に感興を持つた方で、撞球は二十四五歳の頃百五十點突いた...
南部修太郎 「自分のこと」
...朝鮮の寫眞を入するについては...
野上豐一郎 「「草衣集」はしがき」
...あれはどうした事でせう」源次郎は往來の眞ん中に立止りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眞實(まめ)なる人(ひと)ほど戀(こひ)は苦(く)るし...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...私の唯一つの飾である眞珠の衿留(えりどめ)を着けた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一羽の眞赤な小鳥がとび出して來て...
堀辰雄 「死の素描」
...見開きになつた一枚の着色寫眞に偶然頁をひらいたところであつた...
室生犀星 「渚」
...そして彼等だけがその眞たゞ中に居るのであつた!凄じい騷音は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...高々と枝を張つてゐる松の梢を透して眞白な富士が見えて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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