...ともかくすごし居り候今宵は松葉の土手と申すを下りて渡船にのりて月を觀候 なみ/\の旅ならねば落人の身の上いとゞ悲しく候これは殘少き眞間のもみぢに候 處の名とは申ながら※ましく候鬼共の都にて立騷ぎ候姿 目に見えておもひ候やうに眠られず候この先いかゞ成行くべきかみづからも知らず候人のもとへ今日申遣はし候ことあり 其模樣次第にて委しくは可申候十日夜この手紙は齋藤緑雨から樋口一葉に宛てたものである...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...【2】(世の中には只二つの眞理がある...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...關東の眞中へ一大沙漠地を造られて平氣で居る病氣の人間が...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...早くも正眞まぎれもない感興の炎までが彼の胸に燃えあがり...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...たゞ少年らしく人々の眞似をして見たくなつたのだらうか...
中島敦 「環礁」
...二人の曲者を縛つて、一應八丁堀へ引返し、改めて笹野新三郎が出役、十數艘の小舟で怪しの船を圍み、命がけの働きで、乘組の船頭八人を生捕つたのは、もう眞夜中過ぎ、鐵砲を撃たれて、大分怪我人も拵へましたが、兎も角、大成功で御船手屋敷まで引いて來たのは曉方(あけがた)近くでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...向うの窓へ樂に行ける」平次は日本一の眞顏でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こちとらは滅多に眞物に御目にかゝることもないが――」「僞でも宜いから三日ばかり持つて見度(みて)え」「馬鹿だなア」そんな事を言ひ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貧しいうちにも眞つ直ぐに世を渡つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おれは平氣な顏ですましてゐたつけ! 局長が何だい? あんな奴の前で起立するなんて眞平御免さ! あんなものがどうして局長なもんか! 奴あ局長ぢやなくつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...火事は眞夜中(まよなか)に出たので...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...僕は何だかそんな祕密でもありさうな氣がしてならなかつたよ……矢張りさつき上つて見ればよかつたなあ……」「まあ……」少女はそんな突拍子もない少年の話を聽きながら顏を眞つ赤にしてゐた...
堀辰雄 「あひびき」
...避暑地がへりの眞つ黒な顏をした女たちが...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...そこに眞のレアリスムがあるのではないでせうか...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...ただ眞に存在するもの即ちイデアについてのみ眞の知識は可能である...
三木清 「認識論」
...全身が眞白で、綺麗で、ぷくりと脹れてゐる胸のあたりの美しい線が、何ともいへず華奢であつた...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...六月八日吉江喬松木曾御岳の兩面木曽御嶽木曾御岳の兩面山嶽畫家の武井眞澄君...
吉江喬松 「山岳美觀」
...わが登る天城の山のうしろなる富士の高きはあふぎ見飽かぬ山川に湧ける霞の昇りなづみ敷きたなびけば富士は晴れたりまがなしき春のかすみに富士が嶺の峯なる雪はいよよ輝く富士が嶺の裾野に立てる低山の愛鷹山はかすみこもらふ愛鷹の裾曲(すそみ)の濱のはるけきに寄る浪白し天城嶺ゆ見れば伊豆の國と駿河の國のあひにある入江の眞なか漕げる舟見ゆ野や濱や山の上から見た富士山のみを書いて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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