...各大小相当の皿に盛られて雑然並べてある...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...私が知りながら呑気(のんき)らしい顔をしてゐるやうに見えるのにも相当の理由があるのです...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...まだ相当のスピードで落ちてくるのが分った...
海野十三 「地球要塞」
...相当の判決が与えられなければならぬことを申し渡すためここに派遣されたものであると...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...西洋の文明市場に持ち出して相当の値段で買ってくれるものは何かというと...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...心の痛手(いたで)が癒(い)えるまでには相当の時間が要(い)ったのである...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...そうすればそれは相当の理由によって...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...殊に役人として相当の地位を得た人間が...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...二人の警固の人々は、山内が「油断すな」と、叫んだから、相当の腕の男だ、とは思った...
直木三十五 「南国太平記」
...相当の親しみがあるらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし自分は前に云う通り相当の身分のある親を持って朝夕に事を欠かぬ身分であるから生家(うち)にいては自滅しようがない...
夏目漱石 「坑夫」
...牛込でも相当の金持ちとして見られてゐた...
林芙美子 「晩菊」
...Kは相当の距離とびすさって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...もとは相当の家の人達が...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...実はその裏にそれ相当の理由があったのである...
久生十蘭 「魔都」
...その他これらの集におさめられていない作品も相当の数にのぼるであろう...
平林初之輔 「小酒井不木氏」
...私より二つか三つぐらゐの年上だつたに違ひないのだが私には相当のおとなに見えた...
牧野信一 「海棠の家」
...それ相当のことを...
吉川英治 「三国志」
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