...沙漠よりも静謐である絶望はヒトを呼び止める無表情である表情の無智である一本の珊瑚の木のヒトの頸(クビ)の背方である前方に相対する自発的の恐懼からであるがヒトの絶望は静謐であることを保つ性格である...
李箱 「且8氏の出発」
...最後の語は神をわが友として認識せん(今日の如く敵として相対する如きことあらじ)との意味を言い表したのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...人は神仏の前あるいは崇高な人格者に相対する時...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そこで二つの相対する突角がお互いに接近し...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...国民とは或る距離を隔てて相対する地位におかれ...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...二つの相対する独立したものをもってくるのである...
中井正一 「美学入門」
...誠実をもって相対すると毫(ごう)も異なるところなきに至る...
夏目漱石 「虞美人草」
...相対する限りの人に...
野村胡堂 「江戸の火術」
...他の貴族主義に対して挑戦(ちょうせん)するところの同じ権力感情の相対する争闘だから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...夜空全体が君となつて我に相対するのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...酔を得ない私と相対するのを嫌つてゐた...
牧野信一 「熱い風」
...然りしより後汝と一室を共にして相対することここに七年...
正岡子規 「土達磨を毀つ辞」
...その伸子に相対する夫は珍らしく「無反省的」な――というよりも精神的にひどい盲点を持った人間として描かれているために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...予が官職を以て相対する人は...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...ちょうど「賜(たま)わる」から出たタベルに相対する敬語であった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...嚊座(かかざ)と相対する他の一側が客座である...
柳田国男 「雪国の春」
...現前に相対するの思いを抱くからであった...
柳田国男 「雪国の春」
...それは如何に相対する自然が美しくあろうと...
若杉鳥子 「独り旅」
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