...直覚的烱眼を有したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...もとより葉子はその朝倉地が野獣のような assault に出る事を直覚的に覚悟して...
有島武郎 「或る女」
...無文字の婆さんは、直覚的に、適当な時機と場所とを選んで、適当な種を蒔く...
石川三四郎 「百姓日記」
...万有の生命は同一なりてふ根本思想の直覚的意識にして...
石川啄木 「渋民村より」
...之を火之毘古(ホノカグヒコ)ノ神と称するも、其義同じく、何れも直覚的に、火の現象に就て、命名せしものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...房一は殆ど直覚的に...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...みな直覚的宗教心を顕彰(けんしょう)するものにあらざるはなし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...もし直覚的に一定の世界観が採用されれば一定の問題形態と一定の解決方法とが大体に於て決って来るわけで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...次にこれの感性的・直覚的・な把握として世界観があり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...――単に直覚的な連続だけで読ませる文章は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...直覚的に彼は感じた...
豊島与志雄 「野ざらし」
...お雪は直覚的に信じてしまったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...落ちついてゐる以上に此の異国人に対して何となく一種の不愍(ふびん)さを直覚的に感じたのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...かえって直覚的な物の見方考え方において優れた所があるかと思う...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...お久美さんは直覚的に或る事を悟った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...「どうする?」という直覚的な反問が避け難い力を以て私自身に投げ付けられたのです...
宮本百合子 「偶感一語」
...江戸ッ子の喰い物は田舎者の口や眼にもわかる位安っぽくなっている――「熊公八公の滅亡」という感じが直覚的に頭に浮かんだのはこの時であった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...私は直覚的にSさんは今日(けふ)何か不愉快なことに逢つたに違ひないと思ひました...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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