...さうして時として無鐵砲と盲動とから來る僥倖をとり逃すことがあるに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして無鐵砲と盲動とによつて始めて得られるやうな僥倖は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...盲動より來る僥倖を期待せざるは内面的必然によつて作り出されざる遭逢(エルフアールング)の遂に無意味に過ぎないことを知つてゐるからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...最も内容的になるには盲動の刹那を自覺すべきこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...盲動俗悪の謗りを受けよう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...物欲の盛んな今までの盲動的生活に堪えられないような気もした...
徳田秋声 「黴」
...無識にして組織的成見を有せず是れ其動もすれば正径を誤るの盲動ある所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いら立った確信、たけり立った熱誠、いきり立った憤怒、抑圧されたる戦闘的本能、奮激してる若々しい勇気、勇ましい盲動、好奇心、変化好き、意外好み、新しい芝居の広告を見たがり劇場で舞台裏の柝(き)の音を喜ぶような感情、また漠然(ばくぜん)たる憎悪(ぞうお)、怨恨(えんこん)、落胆、すべて失敗を運命の罪に帰せんとする虚栄、また不快、空想、四方絶壁のうちに閉ざされたる野心、また崩壊によって何かの結果を望む者、なお最下層にあっては、火に燃えやすい泥炭(でいたん)ともいうべき下層の群集、それらがすなわち暴動の要素である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...直線的に決行するだけの盲動力を持った男であるということだけは...
中里介山 「大菩薩峠」
...権力や金力のために盲動(もうどう)しないという事なのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...盲動はデスペレイトだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...默してゐる水の不斷の盲動と...
吉江喬松 「霧の旅」
...時に逆らう盲動は...
吉川英治 「三国志」
...――城戸に軍揃(いくさぞろ)いせよ、などとは、わが夫(つま)貞氏どの以外には、一人(いちにん)とて、いわれまじき令であるはず」夫人の清子は、老臣、侍頭(さむらいがしら)などをよびつけて、その盲動を、きびしく叱った...
吉川英治 「私本太平記」
...そのうごきは盲動になって来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...盲動(もうどう)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...佐々成政の盲動と...
吉川英治 「新書太閤記」
...――ほかの将頼、将平などの兄と、何とか、連絡をとりたいと思ったが、へたに、盲動すると、なお豊田附近に充満している敵の目にふれて、ここの山寨を、さとられる惧(おそ)れがある...
吉川英治 「平の将門」
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