「目送」の意味
目で追って人を見送ること
「目送」の例文(場面別)
- 日常会話彼女が駅に向かう姿を目送した。
- ビジネス取引先の担当者が帰る際、丁寧に目送した。
- ニュース大統領が空港を出発する姿を、多くの市民が目送した。
- 文学彼は、彼女が遠くに消えていくのを目送りながら、胸に込み上げる寂しさを感じた。
小説での「目送」の使い方
...彼女は彼を目送った...
...私は電車を目送した...
...恋人が飛行機に乗って別の国に行くのを目送るのは悲しい...
...父が車で私たちを家まで目送りに来た...
...彼は私が去るのを目送ってくれた...
...心許(もと)なげな眼つきでその後姿を目送しただけで何もいわなかった...
有島武郎 「星座」
...『さて田圃道を独り帰るに、道すがら、之を見る者は、皆目送して、「鯉なり鯉なり、好き猟(りょう)なり」と、口々に賞讃するにぞ、却つて得意に之を振り廻したれば、哀れ罪なき鯉は、予の名誉心の犠牲に供せられて、嘸(さぞ)眩暈(めんけん)したらんと思ひたりし...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...目牽(めひ)き袖引き目送(みおく)って人知れず焦(こが)れていたものも少なくなかったという評判だった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...暫らくは涙ぐましく俥の跡を目送(みおく)ったが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...末の子は何とも辨へず不思議さうに目送した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...このあわれなる敗北者の退陣を目送し...
太宰治 「禁酒の心」
...彼雑木山の一本檜から横に折れて影の消ゆるまで目送(もくそう)した人も少くはなかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...またひとしきり煙に和して勢いよく立ち上る火花の行くえを目送(みおく)れば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...黙って書生の後姿を目送(もくそう)した...
夏目漱石 「明暗」
...立って行く叔母の後姿(うしろすがた)を彼女がぼんやり目送(もくそう)していると...
夏目漱石 「明暗」
...殊更に気丈さを装ふらしき此男の囚人姿を目送した...
平出修 「逆徒」
...跡を目送(みおく)りながら文三が...
二葉亭四迷 「浮雲」
...今将(まさ)に坂の半腹(ちゅうと)の植木屋へ這入ろうとする令嬢の後姿を目送(みおく)ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...お政はそわそわして出て行く娘の後姿を何時も請難(うけに)くそうに目送(みおく)る……昇は何時からともなく足を遠くしてしまッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...木の間にかしこまりながら源氏の通過を目送しようとした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...じっと目送したりするほどの...
柳田国男 「山の人生」
...さうして街街の支那人の私達を目送する様子が何となく不気味であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...あわれな味方の残軍を宮脇(みやわき)の辺りで目送していたが...
吉川英治 「新書太閤記」
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