...腹のすいた少年の身にして夜の灯でも繁華な巷は目がくらんで痩脛(やせはぎ)も捩(ねじ)れるから...
泉鏡花 「遺稿」
...たゞ金に目がくらんでする金貸の惨忍よりはもつと/\ひどい惨忍を平気で重ねました...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...彼は目がくらんで...
海野十三 「少年探偵長」
...少年たちは、目がくらんで、どこをどう歩いたのか、まるでわかりませんでした...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...私は目がくらんで矢庭(やにわ)に倒立(さかだ)ちでもしたい気持でした...
太宰治 「風の便り」
...どだい目がくらんで...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...あるいは目がくらんで墜落しそうになり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目がくらんで物の色さえ定かには眸中(ぼうちゅう)に写らぬ先に...
夏目漱石 「倫敦塔」
...フト慾に目がくらんで懐中(ふところ)の紙入を抜いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頭が痛く、目がくらんで、彼は、しばらくデッキへ打(ぶ)っ倒れるか、その辺にあるどんなところへでも、打(ぶ)っ倒れるのが例であった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あなたもやっぱり金に目がくらんで...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...夜になるとひどく目がくらんでまくらに頭をつけるとぼくはうなったり泣(な)いたりする...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...多様さや外面の豊富さに目がくらんで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ヤキモチで目がくらんでしまってるのよ...
三好十郎 「胎内」
...お姫さまのあまりの美しさに目がくらんでしまって...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「なぞ」
...バックはひどく目がくらんで突進することもできず...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...わずかな慾に目がくらんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...慾に目がくらんで味方(みかた)を売る裏切(うらぎ)りもの...
吉川英治 「神州天馬侠」
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