...太陽は浅い盥に雪を押し込んで...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大きな金盥(かなだらい)に...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...一つ大盥(おほだらひ)で顏(かほ)を洗(あら)ひ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...竹さんは、さっさと摩擦をすませて、金盥をかかえ、隣りの「白鳥の間」へ摩擦の応援に出かけて、そのあとへ、マア坊がにやにや笑ってまたもや僕のベッドを訪れ、小さい声で、「竹さんに、何か言った...
太宰治 「パンドラの匣」
...婢は裏山から引いた筧(かけい)の水を汲んで来てそれを足盥(あしだらい)に入れ...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...夜は光琳(こうりん)風の枕屏風(まくらびょうぶ)のかげでねむり寒いときは朝めをさますと座敷のなかへ油団(ゆとん)をしいてゆみずを幾度にもはこばせて半挿(はんぞう)や盥(たらい)で顔をあらう...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...その肴屋と医者とが祝ってくれた鯉(こい)の入れてある盥の前にしゃがんで見たり...
徳田秋声 「黴」
...水だ!」彼は顔を盥(たらい)につき込んで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...池には太藺が茂つて其下には盥を伏せた位な小さな島の形がある...
長塚節 「佐渡が島」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...盥(たらひ)ほどに咲かせたつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大きな盥(たらい)のようなものを乗せて...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...水の満たされた盥の前に...
火野葦平 「花と龍」
...方々、雨漏りがしていて、家内(やない)のいたるところに、洗面器、盥(たらい)、釜の類が置いてあるけれども、六畳の座敷は、ときどき、天井から雫が落ちる程度だ...
火野葦平 「花と龍」
...今だつて若しかすると盥に乗れるかも知れないぞ――私は...
牧野信一 「或る日の運動」
...村中松明(たいまつ)をともし金盥(かなだらい)などを叩き...
柳田国男 「山の人生」
...一人は大きな黄金(きん)の盥(たらい)に湯を張ったのを持って...
夢野久作 「白髪小僧」
...小さな盥(たらい)に入れたパン皮や乳で養いはじめたが...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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