...よく諸方の盛り場に行きました...
石川三四郎 「浪」
...広島の盛り場で見送りにきた父と二人で活動写真を見た...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...淺草の六區を中心に盛り場を歩いた...
木場貞 「來訪者のモデル」
...その後新宿の盛り場としての発展と...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...盛り場へ行っても...
高見順 「如何なる星の下に」
...別れてから一時頃まで福岡の盛り場をもう一度散歩する...
種田山頭火 「行乞記」
...盛り場である人がなんの気なしにとった写真に掏摸(すり)が椋鳥(むくどり)のふところへ手を入れたのがちゃんと写っていたという話を聞いたこともある...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...吉原(なか)は言うまでもなく四宿の盛り場を廻って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東兩國の盛り場に差しかゝつたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸の盛り場や目抜きに限られ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこにでも盛り場というものにはそんな金が落ちてる穴があるそうである...
橋本五郎 「地図にない街」
...夜の盛り場を歩く辻占売(つじうらう)りになっていた...
火野葦平 「花と龍」
...聞いた話であるが或種の不良の徒はあゝいふ盛り場などに出入して...
牧野信一 「日本橋」
...広小路の盛り場の今夜点していないわけが...
正岡容 「小説 圓朝」
...「おなつかしゅう御座(ござ)りました――だしぬけに、大坂島の内のお宅から、お姿が無くなって以来どのようにお探し申しましたことか――」「あの当時、とうに退(ど)こうと思うていた大坂――そなたを知って、訓育が面白さに、ついうかうかと月日を送ったものの、そなたに入要なだけの学問は授けるし、もうこれで役が済んだとあれからまた、飄々(ひょうひょう)四方(よも)の旅――は、は、とうとう、今は、江戸で、盛り場、神社仏閣のうらない者――が、久々で、めぐりあえて、うれしいのう」老人は、笑みつづけて、青年俳優(わかおやま)をしげしげと見たが、「中村菊之丞一座花形の雪之丞、津々浦々に聴えただけ、美しゅうなりおったの」四雪之丞と呼ばれる役者は、大そう美しゅうなった――と、讃(ほ)められて、小娘のように、ポッと頬を染めたが、つくづく相手を見上げて、「でも、先生も、ちっともお変りなさいません――それは、お髪(ぐし)や、お髯(ひげ)は、めッきり白うお成りなさいましたけれど――」「わしの方は、もう寄る年波じゃよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...まださう云ふ盛り場を覗かれたことのない古澤來栖両夫人も私達のために附合はうと云はれる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...盛り場を歩いても...
吉川英治 「大岡越前」
...私は何とはなしに成田の不動の樣な盛り場を想像してゐたが...
若山牧水 「梅雨紀行」
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