「皺」の意味
皮膚のしわ
小説での「皺」の使い方
...皺の間にいつも傷痕が交っていて胡麻塩鬚が蓬々(ぼうぼう)と生えていた...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...沼(ぬま)ぞ皺(しわ)む...
薄田淳介 「白羊宮」
...そのなかに三本の際だつて長い皺が...
太宰治 「陰火」
...其脚蹇(なへ)ぎ其おもて皺み其眼(まみ)斜視にして...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...どこの家でも皺(しわ)くちゃの一円紙幣の顔すら容易に見られなかった...
徳田秋声 「縮図」
...眉根に皺を寄せて考えこみました...
豊島与志雄 「香奠」
...その額に深い皺が寄って...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...与次郎は懐(ふところ)から皺(しわ)だらけの新聞を出した...
夏目漱石 「三四郎」
...「そらやっぱり入ってるじゃありませんか」彼女は手垢(てあか)の付いた皺(しわ)だらけの紙幣を...
夏目漱石 「道草」
...先に霧を吹いた分がほぼ乾いて皺(しわ)がおおかた平らになっていた...
夏目漱石 「門」
...二十年(ねん)も三十年(ねん)も夫婦(ふうふ)が皺(しわ)だらけになつて生(い)きてゐたつて...
夏目漱石 「門」
...額には苦悩の皺を刻んで...
久生十蘭 「魔都」
...袂(たもと)から皺(しわ)になッた手紙を出した...
広津柳浪 「今戸心中」
...その皺(しわ)くちゃで灰いろの...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...痩せていて皺(しわ)だらけで...
山本周五郎 「青べか物語」
...上衣もズボンも生地は高価らしいのにだぶだぶに皺だるみ...
山本周五郎 「季節のない街」
...大和守は写しの証文をひろげ、皺をのばして、緩慢な動作で元のように、それを四つにたたんだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...皺として彫られた線のゆるやかなうねりと...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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