...「さあ、皆の衆、俺は御存じの通り長者町の十八文だ、今度、皆の衆が貧窮組をこしらえたというのは近頃よい心がけで俺も感心した、俺に沙汰無しで拵えたことがちっとばかり不足といえば不足だが、それは感心と差引いて埋合せておく...
中里介山 「大菩薩峠」
...「皆の衆、騷ぐことはない、主人も花嫁も無事だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「皆の衆、騒ぐことはない、主人も花嫁も無事だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「さて皆の衆、聴いてくれ」貫兵衛は徳利を爺やから受取って、物々しく見得を切ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「折角だが皆の衆...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――さア、皆の衆、もう一といき」石灯籠は引っくり返されました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それでもお前や皆の衆の慰みになるちふことなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「皆の衆、これあ又、どうしたことだね!」と、蒸溜人(こして)が口をはさんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「まあ待ちなされ、皆の衆! 何も、無駄な罪科(つみ)を重ねるこたあねえでがせう? ひよつとしたら、これあ悪魔ではないかも知れねえのに!」と、助役が言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...『さてなんぢや、皆の衆、甚だもつて申しかねることぢやが、その、いはばなんぢやて、(祖父は酸いも甘いも噛みわけた苦労人で、駄弁を弄してバツをあはせる術(て)もよく心得てゐたので、たとへ皇帝(ツァーリ)の前へ出ても決して戸惑ひするやうなことは万々なかつた)いはばその、甚だ勝手なことを申すやうぢやが、どうか悪く思はんで頂きたい――かうしてわしは煙管(パイプ)を持つてをるにはをるけれど、生憎と、これに、その、火をつけるべき物の持ちあはせがないのぢやが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...皆の衆聴けよ、この蓬がヨモギだトヨ、我国の学者はトンデモない見当違いをしたもんだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...あんだけ皆の衆から言われてもなあ?(中年男ガクリガクリとうなずく)……夏場忙しい時あ...
三好十郎 「おりき」
...皆の者に向って異口同音に叫びました――「皆の衆(しゅ)...
夢野久作 「白髪小僧」
...さあ御苦労だが皆の衆...
夢野久作 「白髪小僧」
...皆の衆と打揃うて...
吉川英治 「三国志」
...皆の衆』明々(あかあか)といつか夜明けの雲は展(ひら)けている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...百姓どもが、そのようなことをしていた日には、飯(まま)になりませぬわい」「いやいや、皆の衆、それは聞きちがえじゃ...
吉川英治 「親鸞」
...――時に、皆の衆に、相談があるがの」「ほ、なんぞ?」「ほかではないが、この武蔵の処分だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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