...唖然たる癡呆の一書生なり...
饗庭篁村 「良夜」
...黄大癡(くわうたいち)の如き巨匠さへも此処(ここ)へは足を踏み入れずにしまつた...
芥川龍之介 「支那の画」
...大癡の秋山図があるばかりか...
芥川龍之介 「秋山図」
...すぐさま大癡(たいち)の秋山図を献じに来たとかいうことです...
芥川龍之介 「秋山図」
...大癡老人が造りだした...
芥川龍之介 「秋山図」
...世間(せけん)には愚癡(ぐち)から起(おこ)る...
泉鏡太郎 「艶書」
...常藏の事には餘程心を痛めてゐるらしかつたが餘り愚癡は並べなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...半ば崩れた牡丹は又一瓣をほろりと飜して妖艶の癡態を憚りも無く見せつけてゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...變態の愚癡よ...
太宰治 「お伽草紙」
...」竇は癡(ばか)のように考えこんでいたので...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...其著近代情癡集の序詞を需めらる...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...十悪の法然房愚癡(ぐち)の法然房が...
中里介山 「法然行伝」
...愚癡の僧も末の世には仏の如く尊むことになっている...
中里介山 「法然行伝」
...浄土門の修行は愚癡(ぐち)にかえりて極楽に生ると心得らるるがよし」といわれた...
中里介山 「法然行伝」
...恁(か)うして哀愁(あいしう)に掩(おほ)はれた心(こゝろ)の一方(ぱう)には老人(としより)の僻(ひが)みと愚癡(ぐち)とが起(おこ)つたのであつた...
長塚節 「土」
...今さら愚癡(ぐち)をこぼしたって仕方がないとは思いますが...
夏目漱石 「虞美人草」
...一口(ひとくち)も愚癡(ぐち)らしい言葉(ことば)は出(だ)さなかつた...
夏目漱石 「門」
...ちょッとした山水や蘭菊などを黄大癡(こうたいち)風に画いて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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