...たちまちその瘤がふっつと裂けて...
芥川龍之介 「竜」
...改めて瘤礼讃の一席を弁じた男を考えた田辺定雄は...
犬田卯 「瘤」
...そういう考え方をしているもの――つまり瘤を必要とするような状態のものもあるわけなんだ...
犬田卯 「瘤」
...熱いうちに食べたからな」と瘤の男は大きな声を出した...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...ちひさな瘤の樣な物が附いてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...国民兵などと力瘤(ちからこぶ)を入れるけれども...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...人は石の瘤を手につかみ...
大町桂月 「妙義山の五日」
...この舌切雀にせよ、また前の瘤取り、浦島さん、カチカチ山、いづれも「日本一」の登場は無いので、私の責任も軽く、自由に書く事を得たのであるが、どうも、日本一と言ふ事になると、かりそめにもこの貴い国で第一と言ふ事になると、いくらお伽噺だからと言つても、出鱈目な書き方は許されまい...
太宰治 「お伽草紙」
...参詣者(さんけいしゃ)はその背中に突き出た瘤(こぶ)のようなものの上で椰子(やし)の殻(から)を割って...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ちょっと目の上の瘤(こぶ)という感じで...
徳田秋声 「縮図」
...瘤々の盛り上ってる樹幹が...
豊島与志雄 「絶縁体」
...お額(でこ)に大きな瘤のある男に向つて言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...神経痛、熱瘤に限らず、舎にゐては世話の出来ない場合、治療に困難な場合等には重病室に這入るのである...
北條民雄 「癩院記録」
...樹皮が瘤(こぶ)だらけになり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...ただし私の考えではこのフスベは贅すなわち瘤のことであろうと思う...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...鳴る肩瘤額に浮き上り輝く汗汗...
松本淳三 「労働祭歌(※[#ローマ数字1、1-13-21])」
...首のここんとこに瘤(こぶ)があるんだが...
山本周五郎 「さぶ」
...側には巨(おお)きな樹が根瘤(ねこぶ)を張っていた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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