...凸凹(でこぼこ)の瘤頭(こぶあたま)を臆面もなく天日(てんぴ)に曝して居るし...
石川啄木 「漂泊」
...事ここにいたって瘤に対し...
犬田卯 「瘤」
...痛い瘤(こぶ)一郎は...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...わたしは一人の移民が彼の持物全部を入れた荷物――それは彼のうなじにできた大きな瘤のように見えた――をしょってよろめいているのに出会ったとき彼をあわれと思った――それが彼の全部であるからではなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...お爺さんは岩の上に大あぐらをかき、瓢のお酒を飮みながら、頬の瘤を撫で、「なあに、こはい事なんか無いさ...
太宰治 「お伽草紙」
...瘤にはなりたくない...
種田山頭火 「其中日記」
...でっかい瘤(こぶ)ぐらいできそうですがね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...鼻の端に瘤のある紳士は云った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...時としては恐しい松の瘤(こぶ)よりも猶(なお)空恐(そらおそろ)しく思われた事があった...
永井荷風 「狐」
...それほど力瘤(ちからこぶ)を入れるならお前が埒(らち)をあけてやったらよかろう」平次は少し苦りきります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...引寄せた一刀にツイ力瘤(ちからこぶ)の入るのも妙に殺気立って見えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかも額(ひたい)に緋(ひ)ぢりめんの紐(ひも)の結び目が瘤(こぶ)のように乗っかっている...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...熱瘤といふのは医学的には急性結節と云はれてゐるさうであるが...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...家康が多年目の上の瘤(こぶ)のように思った小山の城が落ちたが...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...自分の事のように力瘤(ちからこぶ)を入れて読み続けた...
夢野久作 「老巡査」
...瘤(こぶ)を作って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あれほど瘤(こぶ)にして持っている宿怨をわすれて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...開墾するうちに心がけて運んだ木の根瘤(ねこぶ)だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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