「痴態」の意味
愚かでみっともない様子や振る舞い
「痴態」の例文(場面別)
- 日常会話彼の痴態は周りの人々を呆れさせた。
- 文学作品小説の中で主人公の痴態が描かれ、読者に強い印象を与えた。
- ニュース政治家の痴態が報道され、世論の批判を浴びた。
- ビジネス取引先の痴態が社内で話題になり、今後の関係に懸念が生じた。
小説での「痴態」の使い方
...痴態を免れ得ない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...あらゆる痴態(ちたい)をつくすであろう...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...彼等の爲す所を以て痴態と笑ふ勿れ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...かゝる痴態は眞に人を羨殺するに足るものならずや...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...見物人に媚ぶるが如き痴態を作って...
谷崎潤一郎 「幇間」
...卿等(けいら)の痴態(ちたい)!さて最後に咄(とつ)! という字を...
田山花袋 「田舎教師」
...さんざんに痴態を演じているうちにも...
徳田秋声 「仮装人物」
...痴態の限りをつくしている...
外村繁 「澪標」
...石川豊信(いしかわとよのぶ)らと並んで頗(すこぶ)る妖艶(ようえん)なる婦女の痴態(ちたい)を描きまた役者絵も尠(すくな)しとせず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...豊さん」痴態を極めた男女の姿を眼前に見ているお銀様...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは先刻鶴子が皇帝の眼の前で加十と眼に余る痴態を演じたので...
久生十蘭 「魔都」
...たゞ、この一年半ばかりの間の……と、云ふ程のこともないのであるが、己れの痴態が、時々呆然と眺める眼の前の木々の間や、直ぐその先きには海でもありさうな白昼の白い路に、ヒヨロ/\と写るばかりであつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...そしてあれは常態の叔父だからあんな回想で多少鬱屈を晴らされるのだが……前の晩あたり酔ひ過ぎて何かそれに類する痴態でも演じたのかな?「まさか……」「え?」「いや...
牧野信一 「毒気」
...現実離れのした綺麗な男女の滑稽な痴態の有様が村井の繰り展(の)べる巻物の中で行列を成してゐた...
牧野信一 「南風譜」
...やがてのことには何んな痴態をも演じかねぬと想像すると音田は...
牧野信一 「まぼろし」
...也評痴態没昂低...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自己の名のもとに我々人間の欠点と痴態とを描いているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さほどな痴態(ちたい)悪業におよびながら...
吉川英治 「新・水滸伝」
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