...振舞酒に酔い痴れて...
泉鏡花 「浮舟」
...そんな単純なものではなく……この毒薬に酔い痴れておいでになったということを...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...酔ひ痴れてゐる男は軍治が眼に入らないらしく...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...ついそれに醉い痴れたといった工合です...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...酔い痴れて、先夜も子供達と愚かな遊びをしたものだ...
外村繁 「夢幻泡影」
...居酒屋の酒にも酔い痴れたくなるだろうじゃないか...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...酔い痴れたような眼付になる...
豊島与志雄 「真夏の幻影」
...それをじぶんだけのものとして酔い痴れていたい気もちもあった...
林不忘 「あの顔」
...行子はこれが最初の恋愛の経験に酔い痴れて...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...客観的な残虐さに酔い痴れるようなこともない...
久生十蘭 「新西遊記」
...酔ひ痴れた姿態の裡に...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...あんな騒ぎを更に続けて酔ひ痴れてゐれば...
牧野信一 「熱い風」
...自分が今この風景の中の点景人物であるといふことさへ忘れ果てたかのやうな靉靆たる鬼方の保護区(リザーブ)で酔ひ痴れてゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...何も気づかない酔ひ痴れてゐる兵野は...
牧野信一 「露路の友」
...」酔い痴れた未知の人は...
松永延造 「職工と微笑」
...それ丈この老い痴れた妖魔の手管と誘惑から逃れ出づる事は容易で無い...
室生犀星 「愛の詩集」
...「痴れ者め、あの痴れ者め、さてはなに者か使ったな、おのれは仙台にいて、この一ノ関へはなに者かをよこしたのだ」――御家老に申上げます、相原助左衛門どのよりこれを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...決して成功の美酒に酔い痴れるような単純な男ではなかった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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