...そんなにまで気を病むなんて...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...その時はよろしく予と共にあまり重くない慢性腹膜炎を病むことにすべしである...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...また病むものは汝一人ならざるを知れ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...……私がもし病むでもなく病まぬでもなく...
種田山頭火 「其中日記」
...そう気に病むんでしょうねえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...傾斜面の氣持よい廣い芝生も、かうして温かく、優しく、病む人達を慰め、憩はせてゐるかと、深く感激した...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...他人の疝気(せんき)を頭痛に病むの類たるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あまり之を気に病む義務を感じないのであって...
戸坂潤 「社会時評」
...馬鹿な!……前から気を病むに及ぶものか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...唖子病むとの報あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...恵まれない人でございます……衆生(しゅじょう)病むが故に我も病む...
中里介山 「大菩薩峠」
...心の痛手を病むことが少なくなって来ていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人が輕侮の一言に持病むらむらとして發(おこ)れば...
一葉 「暗夜」
...同じ頃の歌に 病む人ははかなかりけり縺れたる文字の外にはこし方もなし 木の間なる染井吉野の白ほどのはかなき命抱く春かな といふ様なのがある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...春雨の早雲寺坂行きぬべし病むとも君がある世なりせば箱根の湯本で之もお弟子の鈴木松代さんの経営する吉池の奥の別棟に...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...人これを取れば瘧(おこり)を病む...
南方熊楠 「十二支考」
...其の掟(おきて)にたがひたりとてあながちに病むべからず」是れは許容説の元祖とも言へませう...
森鴎外 「假名遣意見」
...大王何ぞ御心に病むことやある...
吉川英治 「三国志」
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