...異質異相の境界面の存在しない所には生命は存在し得られないのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...だから描写には対象の特異相の選択ということが重要となる...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...そういう異相を振りむけて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...異相というのではないが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この異相の勤番くずれのどこがよくて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...異相のものには、とかく大智奇才が多い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...異相の大男のどこからこんな声が出るかと思われるような甘ったるい声で...
久生十蘭 「海豹島」
...異相といっても藪覗(ひんがらめ)の菊面(あばた)のというのではない...
久生十蘭 「魔都」
...その四四九頁に『経律異相』から引いて〈過去世...
南方熊楠 「十二支考」
...『経律異相』四八に...
南方熊楠 「十二支考」
...男子となり復(もど)って家内に遇わしめた(『経律異相』十三)...
南方熊楠 「十二支考」
...謙介は成長してから父に似た異相の男になったが...
森鴎外 「安井夫人」
...稀(まれ)には歯が生えて産れるほどの異相の子を儲(もう)けると...
柳田国男 「山の人生」
...遠目にもわかる異相の巨漢があった...
吉川英治 「三国志」
...……どこやら大容(おおよう)な風、そして異相、まことに凡(ただ)ならぬ者と、頻りにお気にかけておられしゆえ、それがしが推量にて、それこそ、忍び上洛中の足利貞氏の嫡子又太郎高氏にて候わん、と申せしところ、小膝を叩かれて、あな惜し、さる良き機縁をば逸せしかと、いたく残念がッておられ申した」意外な彼のことばに...
吉川英治 「私本太平記」
...(……異相だ!)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこか異相なところがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...異相のある悍馬で...
吉川英治 「随筆 新平家」
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