...彼女は苗取る手を休めて苗代から代田の畦へ近づき...
犬田卯 「米」
...三 田の畦を破り溝を埋め...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...とことこと畦道(あぜみち)を通る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...百人の北極人がある朝われわれの池に突然あらわれた不細工な格好をした農具――橇(そり)や鍬や畦車(あぜぐるま)や...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...暗い畦路(あぜみち)や叢(くさむら)の中などを行くのですから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...・霜にはつきり靴形つけてゆく小春日の畦をつたうてやつてきた・冬夜の瞳ぱつちりうごく火の番と火の番とぬくい晩である・あたたかなればよもぎつむ一月廿四日さむい...
種田山頭火 「其中日記」
...轍(わだち)の跡の深く刻まれた畦道は行くに從つて次第に低くなると共に...
永井荷風 「畦道」
...一路春風穿菜畦...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...午後貸間にて短篇畦道脱稿...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...茄子(なす)だけは遠(とほ)い畑(はたけ)の麥(むぎ)の畦間(うねま)へ植(う)ゑた...
長塚節 「土」
...田の畦(あぜ)一本一本...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...畦道を通るなって言われたって...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...森のほうにつづいた畦道(あぜみち)を僕は独りで辿(たど)って行った...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その縫合線は密着して隆起した縦畦を呈しているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ゆうべから訊こうと思っていたお粂の事をたずねてみるのを忘れてしまった」霜解(しもど)けの千束村の畦(あぜ)を...
吉川英治 「江戸三国志」
...畦(あぜ)の流れで洗いながら...
吉川英治 「親鸞」
...畦(あぜ)の豆の葉に白い埃(ほこり)が舞う...
吉川英治 「源頼朝」
...――田圃の畦(あぜ)から往来端へ上がった人影は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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