...賢人とは畢竟(ひっきょう)荊蕀(けいきょく)の路(みち)にも...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...その美しい空論が畢竟何の益になるか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...斯く裁判し畢りて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...文明と云ひ野蛮と云ふも、畢竟、自然を多く征服し得たか、少なく征服し得たかの相違に過ぎぬ...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...かく人情本に引用されたり端唄に読みこまれたりするというのが畢竟(ひっきょう)この句の性質によるので...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...頭は圓めておりましても畢竟(ひっきょう)は凡夫の浅ましさ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それを出発点として成立した物理学の学説は畢竟(ひっきょう)比較的少数の仮定から論理的演繹(えんえき)によって「観測されうる事象」を「説明」する系統である...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...どちらも畢竟は人間の「創作」したものである...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...畢竟一の作文にすぎなくなるから...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...彼女も畢竟、私にとって異邦人に過ぎないではないか...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...無名の戦いは畢竟(ひっきょう)無名の戦いで...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は莖を切り畢ると後へもどつて掘つてある大きな土の塊を兩手で二尺許り揚げてどさりと打ちつける...
長塚節 「寫生斷片」
...ほういほい」と唄(うた)ひ畢(をは)つた時(とき)顏(かほ)が殊更(ことさら)に赤(あか)く成(な)つて汗(あせ)が吊(つ)るしランプに光(ひか)つて見(み)えた...
長塚節 「土」
...エスペラントの発明されたのも畢竟(ひつきやう)必要に促されたに外ならんので...
二葉亭四迷 「エスペラントの話」
...我々は畢竟カントの云ふやうな自然の「終局目的」Endzweck の概念を立てるのでなければ...
三木清 「歴史哲學」
...以上記し畢(をは)つた後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...畢竟(ひっきょう)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「それにしてもわれわれ人間は、『精神はそれが人間から離れている時はあんなに明敏で偉大で完全であるのに、それが人間の中にある間はあんなにも下界的で無知で混沌としているという声も、畢竟、下界的で無知で混沌としている人間の一部である精神から発した声であるのだから、したがって同様に、信頼のおけない声なのである』と認めるくらいの賢さは持っている」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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