...人々は天使の貞操の面影を留めると云はれる原色写真版のエハガキを買ふ...
李箱 「興行物天使」
...三藏は其繪看板を見てゐる女の髷の高低に目をすべらしてふと一人の少女に目を留める...
高濱虚子 「俳諧師」
...また一行書く、また留める、又書いてはまた留めるという風...
田山花袋 「蒲団」
...「仕留める」のにはやはり電光石火の空中曲技が必要な場合が多いように思われる...
寺田寅彦 「空想日録」
...旅客の足を留める何物もなかった...
徳田秋声 「黴」
...彼等が争つて書き留めると云ふ風になるに相違ないね...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...然し私は彼女を引留める術を知らなかったのである...
豊島与志雄 「運命のままに」
...ペンを取ってそれらの詩的な幻像を書き留めることができるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忠告して差留めるであろうところのものまでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...出直して突留める分には...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを印象に留めることは出来ないのであるから...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...お富は濱町の父親の許に留めるのが穩當だらうといふことになり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小梅の定吉が目顏で留めるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親子二人共是非足を留めるやうにと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刄の滑りを留めるのに役立つかも知れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と太刀で仕留めるなんて」八五郎は冒涜的なことを言つて感心して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弟は目でわたくしのそばへ寄るのを留めるようにして口をききました...
森鴎外 「高瀬舟」
...兩親が泣いて留めるのを聽かずに...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
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