...お湯をおつかわせ申す女たちをもおおきになって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...私が茲に彼れ是れ申す必要は無いと思ひます...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...もう一人いると申すでは無いか」「ええ?」「見かけたという奴が...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...入夫(にゅうふ)致させ申すべき趣(おもむき)...
永井荷風 「榎物語」
...これでわたしもワザワザ甲府へ来た甲斐(かい)があると申すもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...神田の平次と申すものでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...呼戻すことも出來る筈だが」「申す迄もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抑(そも/\)、此山と申すは、南は野山漫々(まん/\)として百餘里に及び、北は身延山高く峙ちて白根が嶽につづき、西には七面(めん)と申す山峨々(がゝ)として白雪絶えず、人の住家一宇(う)もなし、適(たま/\)、問ひくるものとては梢を傳ふ猴(ましら)なれば、少(すこし)も留(とゞま)ることなく還(かへ)るさ急ぐ恨みなる哉...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...と、頭の上の物見窓の口があいて、門番が顔を出して、金袋を持つて訪れたのかね、と申すので、否、それに就て相談があるのだ、金袋よりも確実に重味のある提言を引つさげて参り出たのであるから、兎も角、扉を開いて欲しい――と私達は、こゝぞと思つて、今の先生の熱弁よりも凄まじい剣幕で窓先に取り縋らうとした途端、門番は、大口をあけて嗤ひながら、お前達がめいめいに金袋をぶらさげて、こゝでぢやら/\と鳴らしたならば、そいつを合図にこの門を開け――といふ御主人の命令だよ、斯う云つて……」「では僕は、先づ門番と対話を試みる...
牧野信一 「酒盗人」
...決して無駄のないようにいたされたがよいと申すことじゃ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...モー一つソーダ松魚のローソク焼と申すのは今のように切った魚の肉を擂鉢で摺って味淋と味噌とで味をつけてそれを木の棒か竹の棒へ蝋燭(ろうそく)のように塗りつけて醤油を付けながら火の上でよく焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...衛門督はだれにも自分の死後はこの宮を御保護申すようにということを頼んでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それに頭痛に悩んでおいでなさると申すことでございます...
森鴎外 「寒山拾得」
...たってお望みなれば銃火をもってお迎え申すばかり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その者がおると申すか」「いかにも...
吉川英治 「江戸三国志」
...待てと申すに」ずるずると引きずり降ろすと...
吉川英治 「江戸三国志」
...どこで合戦をする覚悟かと訊いておるのだ」「かく申す孔明は...
吉川英治 「三国志」
...そちにはあると申すのであろうが」「は...
吉川英治 「私本太平記」
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