...此晩の丸善の宿直が揃いも揃って近視鏡を用ゆる三名...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...これを用ゆる者の正邪に由(よ)りて善悪の区別が初めて起るのである...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...炎天や額(ひたい)の筋の怒(いか)りつつ用ゆれば古籐椅子(とういす)も用を為(な)す端居(はしい)しぬ主まうけにくたびれて七月九日 七宝会...
高浜虚子 「六百句」
...(笑聲拍手起る)土地收用規則を用ゆると云ふならば何故に帝國議會に於て之を議さなかつたか...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...以て戰國の外交に用ゆ可し其の言を發して情致あるは伊藤侯の長所にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殊更(ことさら)に濃くしたる黒色(こくしょく)を用ゆる事を好む...
永井荷風 「江戸芸術論」
...○半靴は米国にては人々酷暑の折これを用ゆ...
永井荷風 「洋服論」
...能登守がここで日頃用ゆる筒袖(つつそで)の羽織が覆いかけてあるのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...十文字槍の人が好んで用ゆる姿勢で...
中里介山 「大菩薩峠」
...「子々孫々ともかたくおれがいうことを用ゆべし先にもいう通りなれば之(これ)までもなんにも文字のむずかしい事は読めぬからここにかくにもかなのちがいも多くあるからよくよく考えてよむべし天保十四年寅年の初冬於鶯谷庵かきつづりぬ左衛門太郎入道...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵を用ゆるには地の利を知らなければならぬというようなことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただちにその法にしたがってその帳面を用ゆべしといえども...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...まず支那等で虎の体の諸部を薬に用ゆる事は一月初めの『日本及日本人』へ出したが...
南方熊楠 「十二支考」
...甚目寺等の猴像を借り用ゆる事となったと見える...
南方熊楠 「十二支考」
...英国の民間療法に鼠を用ゆる事多い中について...
南方熊楠 「十二支考」
...それですから西洋料理に唐辛のような物を使う時はその配合法が定(さだま)っていてその力を胃の刺撃にのみ用ゆるような工風(くふう)がしてあります...
村井弦斎 「食道楽」
...パン料理五十種我邦(わがくに)の家庭にも近頃は食パンを用ゆる事が大層(たいそう)流行して中流以上の人は朝の食事をパンと牛乳で済ませる人も多いようです...
村井弦斎 「食道楽」
...牛蒡その他のお煮〆(にしめ)を煮るには魚類のスープを用ゆべし...
村井弦斎 「食道楽」
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