...淡褐色に生き生きと輝く眼だったが――「それは毒蛇の目に似ていた」とウィリアム・ハアヴェイがいっている――一群の美青年を――まだなんの肩書もない無名にすぎぬジョオンズだの...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...生き生きとした自然のつやがある...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...如何(いか)にも生き生きとした妖女(ようじょ)の魅力に気圧(けお)されて...
谷崎潤一郎 「秘密」
...その人なりの個性や氣質を十分に生き生きと生かし...
南部修太郎 「氣質と文章」
...この日はどことなく生き生きとして...
北條民雄 「続重病室日誌」
...人生そのものよりかもっと生き生きと...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...――この風景こそは、自分の眼には世界中で一番美しいもの、生き生きとした、まるで同胞のやうなもの、私の知つてゐることは何でも知つてゐる唯一のもの、私がもう誰にも語らうとはせぬ滅びた顏をもまだ覺えてゐる唯一のもの、さうして夕方、酷熱の日の後などは、その風が神の被創造物の生氣のある、熱い呼吸ででもあつて、まるで母に抱かれてでもゐるかのやうだ...
堀辰雄 「夏の手紙」
...それはお父様が好いお方なことがお分りになっていられたからではなくって?」お前の好いお父様の話がいかにも自然に私達の話題に上ったことが急に私をいつになくお前のまえで生き生きとさせ出した...
堀辰雄 「楡の家」
...読者にもそのアスパラガスの美しさを一層生き生きと感じさせる...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...そんな周圍の生き生きとした光景のおかげで...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...かれはひとりの生き生きとした青年を見たのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...駅に売っている丸焼のが不思議に生き生きと眼を奪って来る...
横光利一 「欧洲紀行」
...かくのごとく生き生きと存在理由を持つ以上...
横光利一 「新感覚派とコンミニズム文学」
...その間は千鶴子が横で生き生きとして囁き動き...
横光利一 「旅愁」
...沈みながらもある生き生きとしたものが生れ始めているようにも思われる...
横光利一 「旅愁」
...が、その寸前に、「誰だっ?」章房の眼が、生き生きと、彼を振り向いた...
吉川英治 「私本太平記」
...そして千早金剛(ちはやこんごう)で鳴らした往年の勇名だけはなお生き生きと全土の武者の記憶にふかくのこっている...
吉川英治 「私本太平記」
...夢があった――そしてそれはより生き生きと...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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