「生々しく」の意味
生き生きとしている様子
「生々しく」の例文(場面別)
- 日常会話彼女の話はとても生々しく、まるでその場にいるかのようだった。
- 文学作者の描写が生々しく、読者はその情景をありありと想像することができた。
- ニュース災害現場の映像が生々しく伝えられ、視聴者に衝撃を与えた。
小説での「生々しく」の使い方
...白茶けた蟹の死んだのは、晒されたやうで、見すぼらしく、哀れに、みじめであるが、黒と赤とで彩られた稍大きい蟹が、手足處を異にして死んでゐるのを見ると、生々しくて、刺戟の強さは又格別である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...血みたいに生々しく赤いその薄い唇は...
高見順 「如何なる星の下に」
...彼の光輝に満ちた笞は真理を生々しく語るものです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不思議に生々しく私のたなごころに残っている……...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...お前の後半身は助手に依つて生々しく露出された...
南部修太郎 「疑惑」
...二百年の後まで生々しく伝える音楽は少ないが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...見たところ惨劇の跡を直かに生々しく伝えるものは...
原民喜 「ヒロシマの声」
...可愛(かわい)や雪はづかしき膚(はだ)に紫の生々しくなりぬ...
樋口一葉 「大つごもり」
...傷つけられた樹根の皮が生々しくむき出されて...
牧野信一 「肉桂樹」
...赤ペンキを生々しく塗ったポストがある...
松本泰 「秘められたる挿話」
...畢竟は親たちの生きてゆく日々が家全体の空気として微妙に生々しく作用してゆくものなのだろうと思う...
宮本百合子 「親子一体の教育法」
...かくあれ十年の長い間生々しくもめまぐるしい歴史といふものを間近にみた...
吉川英治 「折々の記」
...平治の亂においても私が戰爭の樣相を生々しく書いてきたのも...
吉川英治 「折々の記」
...又々生々しく甦って来...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...生々しく甦って来るのを感じた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...が、葉子の美しい肉体の中には、黒吉の猛練習が生んだ、血と肉と骨の相尅する陶酔境が、空を切る鞭の下に、生々しく甦えり、彼女を甘美な夢に誘うのだった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...余りにも生々しく...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...生々しく瞼(まぶた)に甦えり...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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