...この数篇の文章の中に軽佻(けいてう)の態度を求めるのは最も無理解の甚だしいものである...
芥川龍之介 「僻見」
...同人の思想的動搖が甚だしい急調を帶びて行はれました...
石川三四郎 「浪」
...同じように精力の甚だしい衰弱を来(きた)すことは必然である...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...其弊害が餘り甚だしいので...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...甚だしいのになると...
戸坂潤 「科学論」
...甚だしい場合になるとその反対者としてさえ現われねばならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...文化人の奥地への遁入甚だしいため...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...この特異な文化は、甚だしい封建性、我の自覚の徹底的な欠陥など、いろいろ未開民族に特有な属性をもっていた...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...専制政治より甚だしいものはない...
蜷川新 「天皇」
...この失望は尚(なお)甚だしい...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...甚だしいこの差別を持って生れて来たのを...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...最も甚だしい苦痛や不幸の下にあって最強の忍耐心を教えるに役立つあらゆるもの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あの味を解さんで「白魚のおどり食い」とは不粋も甚だしい...
矢田津世子 「茶粥の記」
...あまり甚だしいのでギョッとするようなのも珍らしくない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...愚かなこと以上実は無責任も甚だしい行為というべきだった...
横光利一 「旅愁」
...場所もあらうに巴里(パリイ)の真中(まんなか)へ東洋の一等国を代表して斯(か)様な非美術的装飾を見せびらかすのは国辱も甚だしい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...思わざるも甚だしいものであった」堪らなくなったように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...物資の乏しい日本では一般に甚だしい粗食が行われているが...
和辻哲郎 「鎖国」
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