...なぜわたくしは最初の接吻の甘さを嘗めて打ち倒されてしまふのです...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...果実は甘さを失うらしく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...言葉では現わし得ない微妙な甘さである...
高見順 「如何なる星の下に」
...甘さと旨さとは違ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...味は尿の状態について情報を与え(糖尿病のときの甘さ)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...聲は少しうるんだ甘さで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人で新居にうつれるものと空想してゐた甘さが...
林芙美子 「浮雲」
...淋しさや甘さを飾る装飾のテープが富岡の瞼(まぶた)のなかに...
林芙美子 「浮雲」
...愛情の甘さと優しさが身に沁みて感じられる頃だったら...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...いくらか眠りの足らないやうなトロトロとした薄ら甘さが――それをおさへてぽうつと眼を開いてゐることが更に余外な落着きを与へました...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...小さな首のいいがたいなよやかさと甘さと力なさとを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...」歯に沁みる冷い甘さを噛みしめながら...
水上滝太郎 「果樹」
...私の最大の、そして相当身についている弱点は、この甘さです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「小説家」としての甘さの証拠だと思う...
三好十郎 「恐怖の季節」
...妙ににがみに甘さの交わったこの飲料が好きであった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...これにギリシア酒の甘さを想いださせることは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...楠木党の甘さと見たら大間違いだぞ」正季は...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の甘さであり、彼の人の好さでもある...
吉川英治 「平の将門」
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