...彼は無用の拘泥が天地と自己とを前にして玲瓏として生きむとする生活を曇らして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...心眼の玲瓏(れいろう)を蔽(おお)い...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...玲瓏に非ず、模糊に非ず...
大町桂月 「春の筑波山」
...其地如レ敷レ玉闕台映楼台玲瓏...
高木敏雄 「比較神話学」
...それが皆俳句そのものであるようなきわめて玲瓏(れいろう)透徹な感じがして...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...玲瓏(れいろう)玉を磨き上げたような容貌と相俟(あいま)って寸分の身揺ぎもしなかったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...微細な物まで玲瓏(れいろう)と影を落しているのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ある寺の一間からは玲瓏としたなつかしい琴の音などが洩れた...
田山花袋 「日光」
...玲瓏の心眼常に曇なき豫言者即ち説きて曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...足銀色の玲瓏のわが母テチス示し曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ブライトの二氏をして古今の政治演劇中にいまだかつて見ざるかのシェイクスピアの玲瓏(れいろう)なる脳中にすら浮かみ来たらざる新趣向・新脚色の技を演ぜしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...玲瓏透徹(れいろうとうてつ)な正直ものに変化して...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...それは真に玲瓏(れいろう)たる美しさであり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...八面玲瓏(れいろう)の玉芙蓉峰(ぎょくふようほう)を持ち...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...人間の塵垢(じんこう)を離れた天人のような玲瓏たる顔つきになる...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...玲瓏(れいろう)玉のような少女の全身を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...天は玲瓏として透きとほり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...玲瓏(れいろう)な空...
吉川英治 「増長天王」
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