...現在あるがまゝの自己を自由に流露させるもの――換言すればテーゼの立脚地に安んじて前進の努力によつて衝動せられざる生活は「自然」である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...他族を混淆(こんこう)せぬ単民族だけで現在あるような人口が増殖して大陸内に幾つかの都会が営まれているのではないかと...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...一體此村の價と云ふものはどうしても現在ある所のものは七百萬圓のものはある...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...恐らくは彼等が現在あるよりもずっと遠く離れてしまったことであろう...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...疑ひもなく私はそれにも拘らず私が現在あるのと同一のものにとどまるであらうから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...疑いもなく私はそれにもかかわらず私が現在あるのと同一のものにとどまるであろうから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...現在あるものよりもさらにより多く連句的なる非現実映画の可能性を暗示する...
寺田寅彦 「映画芸術」
...こういう立場からすれば例えば土佐の地名を現在あるいは過去の日本語で説明しようとするよりは...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...現在ある国民やある民族に固有であるらしく見えるものでも実際はかなり複雑な因果の網目を伝わって遠い外国の楽器と親族関係になっているものらしい...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...現在ある限りの学校を卒業したところで...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...この点を根本的に注目する必要が現在あるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わたしは現在あるものの恐ろしさを...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...あるべきことと現在あることを比較してみて下さい...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...客觀的時間においては現在あるのみ...
波多野精一 「時と永遠」
...努力を続ければ現在あるものよりも美しいものを得ることは疑いもなく出来よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自然的事態において期待しなければならぬ普通の不作の結果にさえいたく悩まなければならぬという状態に吾々が現在あることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...現在ある『清悦物語』の写本は...
柳田国男 「雪国の春」
...文化を現在あるがごとく形づけずにはいられなかったことを...
柳田國男 「和州地名談」
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