...著作の経験上一日の長ある先輩の教えを聞くは珍らしくない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...珍らしく新聞を読んでいる...
海野十三 「共軛回転弾」
...御下命(ごかめい)によりまして早速お目通りからこの珍画を撤去いたしまするが...
海野十三 「すり替え怪画」
...先生が顔を赤らめられるなんて非常に珍らしい事なので...
江戸川乱歩 「悪霊」
...ずいぶん珍らしいと見える...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ほうぼうに鳴らない玄関の呼び鈴が珍しくないところから見ると私と同じ場合はかなりに多いかもしれない...
寺田寅彦 「断水の日」
...珍らしい人が来たものだと...
徳田秋声 「縮図」
...支那には果実の珍しきもの多けれど菜蔬に至つては白菜(はくさい)菱角(りょうかく)藕子(ぐうし)嫩筍(どんじゅん)等の外(ほか)われまた多くその他を知らず...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...珍らしもの好きの星鴉さんに聞くと...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...兄さんは珍らしくあははと声を立てて愉快そうに笑いました...
夏目漱石 「行人」
...あなたがたにはただよその人が珍(めず)らしく見えるのではありますまいか...
夏目漱石 「私の個人主義」
...私は、子規の筆蹟を、手に入る限り集めたが、珍しいのは、夏目漱石から、子規にあてた手紙がある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...美(うつく)しいものや珍(めづら)しいものを...
濱田青陵 「博物館」
...仲々そうはゆかない珍奇さに魅力を持つものです...
林芙美子 「新版 放浪記」
...珍妙なくらい着古した古風な服だが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これ駒の瘤の臭いを聞いて発狂するまで母馬が慕うてふからその瘤を持つ人も他に慕わるという迷信より媚薬として珍重したらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...珍らしい品といえましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...珍しくもあり眼の楽しみでもあった...
山本周五郎 「菊千代抄」
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