...凡そ是等の特種書目は三百部乃至五百部を限るゆえ再び之を獲る事は決して出来ないのだ...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...私は魚を獲ることなどはすっかり思いとまって...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...たまさか獲ることのできた「閑」は...
薄田泣菫 「独楽園」
...獲るのも躊躇(ちゅうちょ)させられるほど大まじめで...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...」『義姉(あね)はなんら獲るところなしに帰って行きました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...私たちは何ものかを獲るであろう...
永井隆 「長崎の鐘」
...心爲に動き即愚詠八首を以て之に答ふ(其六首を録す)津の國のはたてもよぎて往きし時播磨の海に君を追ひがてき淡路のや松尾が崎もふみ見ねば飾磨の海の家島も見ず飾磨の海よろふ群島つゝみある人にはよけむ君が家島冬の田に落穗を求め鴛鴦の來て遊ぶちふ家島なづかし家島はあやにこほしもわが郷は梢の鵙も人の獲るさとことしゆきて二たびゆかむ播磨路や家島見むはいつの日にあらむ女あり幼にして母を失ひ外戚の老婦の家に生長せり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...それで普通は獲ると直ぐこの針を切り落してしまうのですと魚屋は説明してくれた...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...私は坐ながらにして好箇のお土産を獲ることが出來た...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...それを獲ることが能きた...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...虎の子を獲ることができない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...それを獲るには非常に大きな労働がいるので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ヴィンツェンツォ・マリア師の『東方遊記(イル・ヴィアッジオ・オリエンター)』に西インドコチン王は躬(みずか)ら重臣輩の見る所で白質黒条の虎を獲るにあらざれば即位するを得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...汝寧(じょねい)より獲るところの捧胡を献ず...
南方熊楠 「十二支考」
...七斛(ごく)を獲る者あり...
南方熊楠 「十二支考」
...婦を獲ることが難かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...網場(あじば)といって魚を獲る網を置いたところで...
柳田国男 「故郷七十年」
...三河邊の汐干狩は、貝を獲るよりも、日暮から松明(たいまつ)を持つて、海老や章魚や小魚などを獲るはうが興味がある...
吉川英治 「折々の記」
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