...狡獪の策を弄して勇猛の將ヘクト,ルを退けて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...慧猾(けいかつ)にして狡獪(こうかい)なるもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...其の実頗る老獪なる人物なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(三)土佐派の嫉妬土佐派の衰へたるや太甚し板垣伯の資望、林氏の老獪、片岡氏の質実を以てすと雖も、復た一人の星氏の勢力に及ぶこと能はず而も星氏の傲岸なる、殆ど土佐派を眇視して自由党を我物顔に振舞ひ、其権勢を用ゆること往々度に過ぐるものあるも、土佐派は亦終に之れを奈何ともする能はず乃ち之れを奈何ともする能はずと雖も、其自由党を挙げて独り星氏の脚下に拝跪せしむるは、固より土佐派の楽まざる所なり横浜埋立事件起るや、土佐派は以為らく、是れ乗ず可きの機なりと此に於て乎星除名論は起りたりき星除名論の内容は、唯だ嫉妬以外に何物をも包蔵せざるを見る太甚いかな、土佐派の衰へたるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...狐臭(きつねくさ)い狡獪(こうかい)な所も少しはあった...
夏目漱石 「明暗」
...いかにも老獪堅実の政治家を聯想させ...
萩原朔太郎 「名前の話」
...狡獪な悪魔はその悪戯(いたづら)をやめなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...もう老獪(ろうかい)になっている才子才人の社会ほど...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...老刑事のネチネチした老獪(ずる)い手段が...
夢野久作 「冗談に殺す」
...その老獪さを無用にするような鍛錬といいますか...
横光利一 「上海」
...徳川内府の如き老獪(ろうかい)に...
吉川英治 「大谷刑部」
...燕作(えんさく)はソロソロ狡獪(こうかい)な本性(ほんしょう)をあらわして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...老獪(ろうかい)な家康が...
吉川英治 「新書太閤記」
...狡獪(こうかい)な奉行の程(てい)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...良兼などという老獪以上に...
吉川英治 「平の将門」
...けれど老獪ですから...
吉川英治 「平の将門」
...老獪の姿を拝したという...
吉川英治 「平の将門」
...老獪(ろうかい)な相手方は...
吉川英治 「山浦清麿」
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