...或は豺に欺かれし獅子...
高木敏雄 「比較神話学」
...越後獅子も、スリッパの破れを縫いながら、にやりと笑う...
太宰治 「十五年間」
...越後獅子は眼をひらいて...
太宰治 「パンドラの匣」
...秋に大阪歌舞伎座へ鏡獅子(かがみじし)を見に行った時にも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大弓は獅子寺の中にあつた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...獵夫に逢へる獅子王か? 獅子は其子を蔽ひ守(も)り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お松はこの古風な獅子舞を...
中里介山 「大菩薩峠」
...獅子狩の浮彫(うきぼり)とを混同しているような所がこの問の中にある...
中島敦 「文字禍」
...釜師(かまし)と錠前屋(じょうまえや)と大工(だいく)と角兵ヱ獅子(かくべえじし)とが...
新美南吉 「花のき村と盗人たち」
...先刻の唐獅子の十郎さんも...
火野葦平 「花と龍」
...双魚線、宝瓶紋、磨羯線、射手線、天秤線、獅子紋、白羊線等、すべて上天の親星と相関連して、個人個人に、その運命の方向にあらゆる定業(じょうごう)を、彼の手のひらから黙示しようとひしめき合っていた...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...それはすべてのものがそこへ入つて行くが何ものもそこから出て來ないところの「獅子の住む洞穴」ででもあるのか...
三木清 「人生論ノート」
...男惧れて樹に上るとて落した刀が下で開いた獅の口に入って獅たちまち往生した...
南方熊楠 「十二支考」
...アームメットは鰐首(がくしゅ)獅胴河馬尻(かばじり)の鵺(ぬえ)的合成獣で...
南方熊楠 「十二支考」
...これ正しくマルコが鷹また獅の爪ごとき爪が後足を表わすといえるに合い...
南方熊楠 「十二支考」
...新橋の幇間(ほうかん)だった柳家連中の獅子舞(ししまい)で見たくらいの知識しかなかったが...
山本周五郎 「青べか物語」
...獅子、虎、豹、毒蛇、悪蝎(あっかつ)などの群れが、とたんに土煙を捲き、草を這い、或いは宙を飛ぶように、蜀軍の中へ襲いかかった...
吉川英治 「三国志」
...――西施(せいし)、小観音(こかんのん)、小槌(こづち)、おだまき、獅子丸、於呂知(おろち)、箱根、沖波などという白拍子(しらびょうし)名をそれぞれに持っており、わけて於呂知というのは、道誉がまだ“箒(ほうき)ノ頭(かみ)さま”でない初心(うぶ)な少年の日に早くも枕席に侍(はべ)って初めての閨戯(けいぎ)をお教えしたものと、みずからそれを光栄にしている妓(おんな)で――いまでこそは、こんな色気を捨てた大酒呑みの年増ではあるけれど、わたしだッて――と常々、酔った果てには我から吹聴(ふいちょう)するのであった...
吉川英治 「私本太平記」
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