「猫柳」の意味
早春に綿毛をつける柳の一種
「猫柳」の例文(場面別)
- 日常会話猫柳が咲き始めると、春の訪れを感じますね。
- 園芸庭に猫柳を植えると、早春に綿毛が風に揺れる美しい景色を楽しめます。
- 文学猫柳の綿毛が舞う様子は、詩や俳句の題材としてよく使われます。
小説での「猫柳」の使い方
...あるいは猫柳(ねこやなぎ)の花のような銀鼠(ぎんねずみ)の姿を現したのである...
芥川龍之介 「お時儀」
...猫柳(ねこやなぎ)の枝なぞに...
泉鏡花 「海の使者」
...猫柳又現はれし漁翁(ぎょおう)かな二月十四日 笹鳴会...
高浜虚子 「五百五十句」
...猫柳ほゝけし上にかゝれる日うしほ今和布(め)を東(ひんがし)に流しをり潮の中和布を刈る鎌の行くが見ゆ二月十九日 発行所例会...
高浜虚子 「五百五十句」
...もう猫柳が光つてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...私は火避地のやや御所の方に近く猫柳が四...
永井荷風 「日和下駄」
...猫柳(ねこやなぎ)をはじめ...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...どのテイブルにも銀色の猫柳が二三本ずつ花瓶にされてあった...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...猫柳つめたく青ざめた顏のうへにけ高くにほふ優美の月をうかべてゐます月のはづかしい面影やさしい言葉であなたの死骸に話しかける...
萩原朔太郎 「青猫」
...ああ 露しげくしつとりとぬれた猫柳 夜風のなかに動いてゐます...
萩原朔太郎 「青猫」
...ああ なにといふ戀しさなるぞこの青ざめた死靈にすがりつきてもてあそぶ夜風にふかれ猫柳のかげを暗くさまよふよ そは墓場のやさしい歌ごゑです...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...猫柳の枝がスイ/\と伸びてゐる池の汀に坐をこしらへて彼女等はならんで釣糸を垂れた...
牧野信一 「山峡の村にて」
...河岸の猫柳や栗の繁みに現れるウヅラやヒヨを打ち落した...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...おみなへし、へらしだ、われもかう、烏萩、こうや万年草、いちはつ、狐の行灯、烏瓜、ぶらぶら提灯花、孔雀歯朶、盗棒萩、犬虱、しほん、獅子舞ひ蓮華、猫柳……等々と、一見見渡したゞけで忽ち百種類も数へあげることが出来るのである...
牧野信一 「バラルダ物語」
...一寸猫柳に似た天鵝絨のやうな銀いろの軟毛につつまれた...
横瀬夜雨 「春」
...水車は菜園の隅でし垂れた猫柳の葉に水をかけながら廻つてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...井戸と猫柳の木をグルグル廻りながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...こんもりした門冠(かぶ)りの猫柳の木に...
吉川英治 「江戸三国志」
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