...独り言のように言(ことば)を継(つ)ぐと...
芥川龍之介 「邪宗門」
...――ちょうど龍翔(りょうしょう)の看(かん)はあっても、人や剣(つるぎ)が我々に見えないのと同じことですよ」それから一月(ひとつき)ばかりの後(のち)、そろそろ春風(しゅんぷう)が動きだしたのを潮(しお)に、私は独り南方へ、旅をすることになりました...
芥川龍之介 「秋山図」
...独り身もそう長く続くはずもない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...」咲子は独りで呑み込んで...
徳田秋声 「チビの魂」
...ただ、映画を見るにせよコーヒーを飲むにせよ、独りよりは、或は男の友人と一緒よりは、若い女と共にする方が楽しい気分になれる日も、往々あるものだ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...夕方独りで様子ぶり...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...独りで歩かしてください...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その中に就(つい)て独り西洋学者の流は深謀遠慮にして...
福澤諭吉 「故社員の一言今尚精神」
...独り安石が帰らなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...独り上陸したのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...独り盃(さかずき)を取りながら...
山本周五郎 「山彦乙女」
...首尾よう今宵の本望を遂げたと見ゆるの」忠房の晴々した独り合点に...
吉川英治 「剣難女難」
...独り孔明の胸には...
吉川英治 「三国志」
...独りで何か笑い顔していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...世には母の亡い人すらあるに」独り彼はなぐさめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...独り牡丹畑(ぼたんばたけ)の牡丹を見ておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...もちろん、女たちの局(つぼね)にも忍ばず、独り寝て、寝床の中で、丹羽五郎左衛門の在りし日の事どもを、想いうかべ、「……ああ、気の毒な人」と、心から、かれの冥福(めいふく)を祈った...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう宗業(むねなり)が同行するものと独りぎめに決めて...
吉川英治 「親鸞」
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