...予は猶(なお)母牛の注意を男共に示して置(おい)て寝てしまった夜明けて後男共は今暁(こんぎょう)の死犢(しとく)を食料にせんことを請求してきた...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...男の犢鼻褌(ふんどし)女にあって腰巻と云うの類か...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...当世の人犢鼻褌を欠きながら何ぞかくは義理を重んずる事の甚しきや...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...犢鼻褌をしめざるが故に義理をかく事屁とも思わず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...犢鼻褌(ふんどし)の三(み)つまで搜つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...犢(こうし)の炙肉(やきにく)の皿を差し出したが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...犢(こうし)の冷肉を一皿とクワス一本を平(たい)らげてから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すると院内にごろごろしていた犢牛(こうし)のような野良犬が一番に吠えながら私をとりまく...
平山蘆江 「怪談」
...ポタアジュとスパと犢を食った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ミネストロンと犢の白ソース煮...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...犢鼻褌(ふんどし)の歌も...
正岡子規 「人々に答ふ」
...孔子に問うと吉祥と答えその犢もて神を祭らしめたが...
南方熊楠 「十二支考」
...○犢のカツレツは腿肉を厚さ二分幅一寸ほどに切り肉たたきにてたたき塩胡椒を振掛けメリケン粉を付け玉子の黄身にて包みパン粉を付けサラダ油にて揚げるなり...
村井弦斎 「食道楽」
...鮎料理の次に出(い)でたるはこれも犢(こうし)の珍料理...
村井弦斎 「食道楽」
...これは犢十頭の中(うち)で三人前位より取れないというシブレの料理です...
村井弦斎 「食道楽」
...犢(こうし)の皮をかぶることだっていい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...犢の神が果してダメス王の鼻の弁護をしているものか...
夢野久作 「鼻の表現」
...犢(こうし)のような黒犬がはいって来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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