...物語り又は詩つくる...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...まあこの夢物語りはここでおしまいだがこれが何十年先で当るか...
伊丹万作 「一つの世界」
...物語りの哀調にさそわれて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして一語一什の物語りを聴いたのじゃ」「故アーキポールド・オージルビー伯爵はかつてこのグレンジール城に生れた人の中では珍らしい美男であった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...花の御かんばせすこし痩せたまいて時々小声に何をか物語りたまう双頬(そうきょう)に薄紅さして面(おも)はゆげなり...
寺田寅彦 「東上記」
...これは人間ではなく狐の物語りにもせよ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...所謂「日本的なるもの」は日本の民衆にとってはまるで遠いどこかの国の物語りのようなもので...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...今は亡き物しりの古松たちの物語りによれば...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これでこの物語りは了(おわ)っても宜いのですが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...末期の苦惱の恐ろしさを物語ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いろんな時代にあった出来事を物語りながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そのシヤツを着て学校の運動場で撮つた写真を送つて寄したことがあるように思ふ……」「ロビンソン物語りかね...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...こゝで――」「行つて来ますよう――」「何だか物語りにでもありさうなお別れのところ見たいね……」峠の松の傍で見降してゐる橇屋とコツクを振り返つて...
牧野信一 「山を越えて」
...安永五年板、永井堂亀友(きゆう)の『世間仲人気質』一に「僕もと京師(けいし)の産、先年他国へ参り夜とともに身の上咄(ばな)しを致せしが、物語りの続きに、その時は私も、ちゃっちゃむちゃくでござりました、といいたれば、他国人が大いに笑いちゃっちゃむちゃくとは何の事じゃ、そのような詞が京にもあるか、ただしは亀友の一作か、これは可笑(おか)しい、これは珍しやと申して一同一座の興を催しましたが、その国でそれからこの俗言が流行(はや)りますと年始状の尚々書(なおなおが)きに申して上せましたくらい、さて当年で四十九年以前、三月上旬の頃兵庫浦で目の内五尺八寸という鯛がとれて大阪のざこ場(ば)へ出した時、問屋の若い者きおい仲間人これを求め、六人掛かりで料理せしが、中に一人この大鯛のあらの料理を受け取り、頭を切りこなす時、魚のえらを離しさまに手の小指を少し怪我(けが)しけるが痛みは苦にせねど何がな口合(くちあい)がいいたさに南無三(なむさん)、手を鯛のえらでいわしたア痛い、これはえらいたい、さてもえらい鯛じゃといったが、この鯛の大きな評判に連れてこの口合がざこ場中になり、それから大きな物さえ見るとこれはえらい、さてもえらい物じゃといい出して大阪中の噂になり、後(のち)日本国で今はえらいという俗言が一つ出来(しゅったい)せし由、しかれば古き喩えはいずれも故実のある事、今様の俗言も何なりと拠(よりどころ)のある事ならん云々」と見える...
南方熊楠 「十二支考」
...妻の物語りし所に候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...自分の生立ちを物語りだした...
吉川英治 「剣難女難」
...旅物語りの興ともしたであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...雄々しい武者物語りも...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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