...其外亡き人の物らしいもの何一つ見當らない...
伊藤左千夫 「奈々子」
...その持ち前の好人物らしい狼狽(うろた)え方で小さな眼をパチパチやらせた...
谷崎潤一郎 「途上」
...全体が実物らしく見えるように描くには...
寺田寅彦 「柿の種」
...倫理学も就中「人間の学」として(和辻哲郎)現代物らしくなり多少とも「進歩的」なものになる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...下女や端女(はしため)の持物らしくないのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...灰と何やら得體の知れぬ南蠻物らしい藥品を混ぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつも落莫(らくばく)として食物らしい匂(にお)いをかいだ事がない...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...指名手配の該当人物らしいから...
久生十蘭 「悪の花束」
...そのサナトリウムの建物らしかった...
堀辰雄 「美しい村」
...』正兵衞は男爵が本物らしいので...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...極めて好物らしいと...
南方熊楠 「十二支考」
...時刻から考へると金子はあの電報を打つて帰るとすぐ死んだ物らしい...
村山槐多 「悪魔の舌」
...甚五郎の物らしい大小の置いてあるのに気がついた...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
......
森鴎外 「渋江抽斎」
...すぐに安物らしい白地の博多帯をさぐってみると……どうだ……ムクリムクリ……ヒクリヒクリと蠢く胎動がわかるではないか……たしかに姙娠五箇月以上である...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...魏で人物らしい者は...
吉川英治 「三国志」
...ずいぶん交際(つきあ)い難(にく)い人物らしく窺(うかが)える...
吉川英治 「新書太閤記」
...好人物らしい笑い方をした...
吉川英治 「新書太閤記」
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