...それらに棲息する高等生物の数はこれまた数えることが出来ないほど夥しいものがある...
海野十三 「地球発狂事件」
...布引氏の資産に比べては物の数でもない...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...おきまりの一人前(ひとりまえ)の刺身位は物の数でもなく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...床の間には既(すで)に宝物の数々が飾(かざ)ってあって...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...人物の数も比較的に少く...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...他人の意見なんかは物の数でなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...読んだ書物の数も多かったせいか...
豊島与志雄 「二つの途」
...われその頃外国語学校支那語科の第二年生たりしが一(ひと)ツ橋(ばし)なる校舎に赴(おもむ)く日とては罕(まれ)にして毎日飽かず諸処方々の芝居寄席(よせ)を見歩きたまさか家(いえ)にあれば小説俳句漢詩狂歌の戯(たわむれ)に耽り両親の嘆きも物の数とはせざりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...そのいわゆる古物の数々を取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次の命なんざ物の数でもございません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思いのほか贅沢な若い女の着物の数々...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お三家中の乗物の数はわかりかねるんでございます」「うむ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...其処此処に散乱してゐる奇怪な書物の数々と共に...
牧野信一 「鬼の門」
...そんなことは物の数でもないのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...物の数でもなげに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...埃(ちり)は積もってもあるべき物の数だけはそろった座敷に末摘花(すえつむはな)は暮らしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...組々で敵へ降参してゆく小族などは物の数でもなかったが...
吉川英治 「私本太平記」
...老婆の息子らしい勇猛そうなその男のほかに、いざとなれば、まだ二、三名の敵は飛び出すかも知れないが、彼さえ取ッちめれば、物の数ではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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