...齒牙にかくるにも足らざる輩に對して本氣になつて不愉快を感ずる僕自身を嗤はずにはゐられなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...長崎の凧は昔葡萄牙(ポルトガル)や和蘭(オランダ)の船の旗を模したと見えて...
淡島寒月 「凧の話」
...こころの眼もて見よひさしく水涸れて荒れたる井戸風にさらされたるはだかの木の枝こころの眼もて見よ象牙のごとくあをき顔すさみても気だかきすがたひとりの人のぼり来たる海の潮風はだかに吹き荒したるところに二人の楽人が布をひろげる時すこし後方に退く...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...彼は幅の広い象牙の撥(ばち)で糸を打つ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その牙が毒なのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...町内の連中におれの腕が判るものか」と歯牙(しが)にもかけない...
梅崎春生 「凡人凡語」
...彼らの恐ろしき牙は...
海野十三 「軍用鮫」
...こんにち西班牙(スペイン)国内の闘牛場は二百有余を算し...
谷譲次 「踊る地平線」
...西班牙(スペイン)に闘牛があるあいだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...角器(かくき)牙器考説の終りを見よ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...象牙珠(ぞうげだま)のように光っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女を長椅子(ながいす)に呼びよせてたちまち膝一ぱいに彼女の『箱』の磁器(じき)だの象牙(ざうげ)だの...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...嵐雪は人事を写さんとして端(はし)なく佶屈牙(きっくつごうが)に陥(おちい)り...
正岡子規 「俳人蕪村」
...精巧な牙彫(げぼり)の根付を出して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
......
横瀬夜雨 「花守」
...見たところ白い象牙の宝冠のようである...
横光利一 「旅愁」
...心に謀(たくみ)をえがくも爪牙(そうが)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...象牙(ぞうげ)の白さへペッタリとついているのを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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