...従兄の白木(しらき)の位牌(いはい)の前には燈心(とうしん)が一本火を澄ましていた...
芥川龍之介 「冬」
...「君が僕たちと骨牌(かるた)をしないのは...
芥川龍之介 「魔術」
...賞牌(しょうはい)ともいいつべき名誉の創痕(きずあと)なれど...
泉鏡花 「活人形」
...それらに飼われている情夫(おとこ)達がそこに集まって花牌(はな)をひいていた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...ほうばい同士矛盾(むじゅん)におよんでは亡君の御位牌にたいしてももうしわけなくぞんずるゆえ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...古い位牌(いはい)の前にたたずんだりして...
田山花袋 「田舎教師」
...卒然として骨牌や話相手に興味を失い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...像牌(メダリヨン)を作られ...
中島敦 「光と風と夢」
...楽(らく)に今日(こんにち)を過すようにしておいてくれた夫の位牌(いはい)に対してすみませんから御返し致します」と判切(はっきり)云って涙を落した...
夏目漱石 「行人」
...此(この)二(ふた)つの小(ち)さい位牌(ゐはい)を...
夏目漱石 「門」
...新(あた)らしい位牌(ゐはい)に手(て)が觸(ふ)れた事(こと)を思(おも)ひつゞけて...
夏目漱石 「門」
...ありゃ何だ、あすこの位牌は...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...金牌を二つ三つ貰つたと云ふ岩津波と云ふ大きいさつきの鉢が置いてあつた...
林芙美子 「旅人」
...祖父は王牌(キング)の髭面に素早く切札を叩きつけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...けれど母の位牌の前でそういう話があってから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...小猿が骨牌(かるた)のふだを取って逃げたからとて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...亡母の位牌(いはい)とかたみ髪を金剛寺へ納めて供養して貰おうという考え...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大村の先代の像(位牌か)の前に香をたく代りに...
和辻哲郎 「鎖国」
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