...牀といふは卓の一端の地上に敷ける藁蓆(わらむしろ)なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...突然急痾(きゅうあ)に犯されて殆(ほと)んど七十余日間病牀(びょうしょう)の人となった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...牀几(しょうぎ)に腰をかけたり...
辰野隆 「愛書癖」
...小翠は平気で笑いながら元豊の屍(しかばね)を曳(ひ)きあげて牀(とこ)の上に置き...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...室の中の牀(こしかけ)のうえに秋月が泣きながらすわっているそばに...
田中貢太郎 「蘇生」
...旅人の中にはもう二人ほど牀(こしかけ)から起ちあがった者があった...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...お客さんがいらしたのだよ」杜陽は牀に腰をかけた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...……わが牀(とこ)は我を慰め...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...胡牀(こしょう)を持っている者...
直木三十五 「南国太平記」
...妻は病牀に臥(ふ)し児は飢(うえ)に号(な)くと詠(うた)った梅田雲浜(うめだうんぴん)の貧乏は一通りのものではなかった...
服部之総 「志士と経済」
...これ不愉快のもとなりとて牀上を通訳官に譲りわれら一団は公平に土間を取りたり...
正岡子規 「従軍紀事」
...こんなつまらぬ時にかういふオモチヤにも古笠などにも皆足が生えて病牀のぐるりを歩行(ある)き出したら面白いであらう...
正岡子規 「墨汁一滴」
...君は浅井氏よりの帰途余の病牀を訪(と)はれしがその時君の顔色ただならず声ふるひ耳遠く非常に激昂(げっこう)の様見えしかば余は君が旅の労(つか)れと今日の激昂とのために熱病にでもかかりはせずやと憂ひたるほどなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...新聞へ投書になつた新年の俳句を病牀で整理して居る...
正岡子規 「ラムプの影」
...すなわち内に更に好き牀を敷き燈を燃し...
南方熊楠 「十二支考」
...牀(とこ)で猴と誚(そし)り...
南方熊楠 「十二支考」
...共倚酒家柳外牀...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...牀の下へ近づきかけた...
吉川英治 「三国志」
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