...俺のドン・ホアンの衝動は行爲に發露せぬ前に殺戮されるのみで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...私はまた散りさうになる心を爲事に集る...
石川啄木 「硝子窓」
...「昆蟲社會」なる雜誌(?)の發行者亦刑事の爲に訊ねらるる所ありたりといふ...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...不知不識(しらずしらず)の間に爲政者の商工偏重の政策と對照して...
石川啄木 「農村の中等階級」
...正しき意味に於て薄命の因を爲すのである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...半分づゝだよと云ひ聞せられる爲に...
伊藤左千夫 「奈々子」
...我が爲に善知識ぞや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...先づ行政各部の機關をして立憲的動作を爲さしむるに適當なる諸般の改革を行はざるべからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...南北と云ふ言葉を表す爲めに...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...依二山島一爲二國邑一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...妹のお徳は仇つぽい作爲的なしなで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは個々の行爲に對してはじめて發動するといふが如き生やさしき表面的な事柄ではない...
波多野精一 「時と永遠」
...彼女はお茶の指圖(さしづ)をする爲めに急いで行つてしまひ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...牝牡二匹を置くは、壻が吾れ嫁を破素したといふに、嫁はされなんだと云爭ふ樣な時、檢證の爲に、双方の身を拭うた物を、各別に收め置くを必要としたに因る...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...我が有爲の人物なることを疑はず...
森鴎外 「舞姫」
...以て信と爲すに足らざるなり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...双葉の爲に寄せ書して双葉の父なる人へ送らうと云ひ出し...
吉川英治 「折々の記」
...苫蔭にひそみつつ見る雨の日の浪逆(なさか)の浦はかき煙らへり雨けぶる浦をはるけみひとつゆくこれの小舟に寄る浪聞ゆ平常爲事をしなれてゐる室内の大きなデスクが時々いやになつて...
若山牧水 「樹木とその葉」
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