...爪を剥(は)がしているクリストの足に...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...おまへの爪の下(した)に迸(ほとばし)る血でもつて兄弟の契(ちぎり)を結ばせる藥が出來さうだ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...伸びるわけです」「爪が生きているのかねえ」「自分らも衛生兵になって...
梅崎春生 「狂い凧」
...学生の試験答案を爪先で一つ一つ跳ね飛ばしてみて一番遠くへけし飛んだのへ満点をつけたといふ...
薄田泣菫 「茶話」
...房一があらゆる初対面でやる鹿爪らしい挨拶の文句を今やはじめようとしたときに...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...身体はなんという興味の泉だろう! 彼は自分の爪(つめ)を眺めて大笑いしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は爪先(つまさき)で伸び上がって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...眠ってる者をさますのを恐れでもするように爪先(つまさき)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かしこにわれは羨怨の牙鳴す蛇糾弾(きうだん)の爪とぐ犬を見たりき...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...爪はじきされぬどころか...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...琴の爪(つめ)ほど小(ちいさ)きものの潜むを思え...
夏目漱石 「薤露行」
...彼女はその姿から想像される通り手爪先(てづまさき)の尋常(じんじょう)な女であった...
夏目漱石 「行人」
...王妃の親指の爪を台にして作った櫛や...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...おばあさまの琴爪というのは...
久生十蘭 「黄泉から」
...爪で胸のあたりから引き裂かれていくのに違いなかろう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...爪鷹に似るとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...楠公はそんな人であってはならないんだ」こんどは大助はなにも云わず歩いている自分の足の爪尖へじっと眼をおとしていた...
山本周五郎 「新潮記」
...手枕で横になっている人の足の爪にまで...
吉川英治 「源頼朝」
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