...昨日(さくじつ)は紅楼に爛酔(らんすい)するの人年来多病感二前因一...
永井荷風 「夏の町」
...爛酔(らんすい)した神尾主膳が...
中里介山 「大菩薩峠」
...酔っていて――しかもその酔いぶりは爛酔であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛酔を通り越して狂酔の体(てい)であることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...染井の化物屋敷でどろどろにもつれ合ったあの重苦しい爛酔...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛酔して譫語(うわごと)を発しているという想像だけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛酔して寝ている人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛酔の客は放しませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そのたあいのないことが至極所望、毒のあることはもう飽きた、子供と遊びたい、遠慮なく子供たちをこれへお通し下さい、どうぞ、お心置きなくこの部屋でお遊び下さい」「いや、なに、もう埒(らち)もないことで、みんな遊び草臥(くたび)れたげな、この辺で御免を蒙(こうむ)ると致そう」村正氏が、なにげないことにして逃げを打とうとすると、爛酔の客が、存外執拗(しつよう)でありまして、「しからば、貴殿だけはお引取り下さい、子供たちは拙者に貸していただきたい」「いや、そうは参りませぬ、子供たちだけを手放して、拙者ひとりが引上げるというわけに参らんでな」「ど、どうしてですか」「どうしてという理由もないのだが、子供を監督するは大人の役目でな」「子供を監督――ではあるまい、貴殿は子供をおもちゃにしている」「何とおっしゃる」「世間の親は、子供をよい子に仕立てようと苦心している、君はその子供を弄(もてあそ)び物にして、なぶり散らしている」「何を言われるやら、拙者はただ、子供を相手に無邪気な遊び――」「なんとそれが無邪気な遊びか、成熟した女という女を弄んで飽き足らず、こんどは何も知らぬ娘どもを買い切って、これを辱(はずか)しめては楽しむ、にくむべき仕業だ」「いや、長居は怖れ、これで失礼――」前後不覚に酔いしれていると思うと、なんでも知っているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...知ってそうしてワザとこだわるのか、知らずして無心に発する囈語の連続、とにかく、イヤな相手である、振り切って退散するに如(し)かずと、村正氏は兵をまとめにかかると、爛酔の客は、すさまじい笑いを発しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに爛酔の客といえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛酔(らんすい)の客は...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前の長身白顔の爛酔客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...立ちどまった前の爛酔の客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...某政治家も爛酔(らんすい)して前後もわきまえず女中の助けをかりて蹣跚(まんさん)として玄関に来たが...
新渡戸稲造 「自警録」
...二人は爛酔と溺惑とに性も他愛もありませんでした...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...飽くなき爛酔に棲みながら闘ひを決してきた己だが...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...しだいに昂る爛酔となれば...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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