...劍山刀樹も爛れるかと思ふ程渦を卷いて居りました...
芥川龍之介 「地獄變」
...イペリットのような皮膚に対して糜爛性(びらんせい)の毒瓦斯が襲来したときには...
海野十三 「空襲下の日本」
...爛々(らんらん)と輝き初(はじ)めたかと見えた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...夏中焼爛れた日光の中に転がつてゐるのも苦しいことの一つだつたよ...
薄田泣菫 「独楽園」
...爛柯亭の『爛柯』と申しますのはどう云う意味でございましょうか」「さあ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...第三を膿爛相(のうらんそう)...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ヒュペリオーンの燦爛の姿の如く立ち上り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...窓が白むまで知らずに爛睡(らんすい)していた...
徳田秋声 「仮装人物」
...あのタンクの中に焼け爛れる死骸に向っても...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...腐爛した悪臭がぷんと立った...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...そうでなければ清元(きよもと)や常磐津(ときわず)で腐爛(うじゃじゃ)けている御家人芝居...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そのたあいのないことが至極所望、毒のあることはもう飽きた、子供と遊びたい、遠慮なく子供たちをこれへお通し下さい、どうぞ、お心置きなくこの部屋でお遊び下さい」「いや、なに、もう埒(らち)もないことで、みんな遊び草臥(くたび)れたげな、この辺で御免を蒙(こうむ)ると致そう」村正氏が、なにげないことにして逃げを打とうとすると、爛酔の客が、存外執拗(しつよう)でありまして、「しからば、貴殿だけはお引取り下さい、子供たちは拙者に貸していただきたい」「いや、そうは参りませぬ、子供たちだけを手放して、拙者ひとりが引上げるというわけに参らんでな」「ど、どうしてですか」「どうしてという理由もないのだが、子供を監督するは大人の役目でな」「子供を監督――ではあるまい、貴殿は子供をおもちゃにしている」「何とおっしゃる」「世間の親は、子供をよい子に仕立てようと苦心している、君はその子供を弄(もてあそ)び物にして、なぶり散らしている」「何を言われるやら、拙者はただ、子供を相手に無邪気な遊び――」「なんとそれが無邪気な遊びか、成熟した女という女を弄んで飽き足らず、こんどは何も知らぬ娘どもを買い切って、これを辱(はずか)しめては楽しむ、にくむべき仕業だ」「いや、長居は怖れ、これで失礼――」前後不覚に酔いしれていると思うと、なんでも知っているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...絢爛(けんらん)をきわめた鏡花調に対抗をするための...
野村胡堂 「胡堂百話」
...舌が爛(ただ)れてものを言うことも出来ませんし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鷲のような眼を爛々(らんらん)と光らせ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...俄に絢爛多彩を極めだしたネオンサインの氾濫は...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...爛れて膿がジクジク出ます...
正岡容 「我が圓朝研究」
...爛々(らんらん)...
吉川英治 「新書太閤記」
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