...足尾の家屋千数百戸すべて灰燼に帰した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...當時なお浪漫派の餘燼輝く中にあって...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...余燼(よじん)の勢いは変るまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ古代神仙思想の余燼時代であった...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...火の餘燼(よぢん)と今出たばかりの月光に照されて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...由緒ある邸宅を灰燼(かいじん)に帰してやれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...たちまち灰燼となりぬ...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...弟敦恒(とんこう)が其燼餘(じんよ)を拾つて二卷を爲した...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...(渙二散世界一作二灰燼一之日...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...帝王の栄華は一夜の灰燼になるだろうか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...非常な労苦と莫大な費用とが空しく灰燼(かいじん)に帰して...
柳宗悦 「民藝四十年」
...銅版等悉皆(しっかい)戦災をうけて灰燼(かいじん)に帰したのでついに昭和二十六年に一旦中止するに至った...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あなたは新野を自燼(じじん)し...
吉川英治 「三国志」
...うすい白煙(はくえん)とまッ赤(か)な余燼(よじん)を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...カッカと余燼(よじん)の火の色がはっている焼け跡にお尻(しり)をあぶって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...坂本城の余燼(よじん)は消え...
吉川英治 「新書太閤記」
...今や一ときに灰燼(かいじん)に帰すかと思うと...
吉川英治 「平の将門」
...坩堝(るつぼ)を砕いたような余燼(よじん)の焔は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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